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マルチタスクのススメ~暮らしに時間を作る方法~

こんにちは、まどろみです。
日々丁寧な暮らしについて考えています。

丁寧な暮らしを送るにあたってやはり必要なのは時間。
そのためには、マルチタスクを暮らしに取り込み、事実上の時短をすることが一つの方法として挙がってくると思います。

私自身マルチタスクは得意な方だと思っているので、今回はそのやり方を綴っていければな、と思います。

■暮らしに時間を作る方法

まず、時間のゆとりを作る方法は大きく3つあると私は考えています。

①やることを減らす
②時間を短くする
③同時に行う

①やることを減らす

これは普段の暮らしを見直し、不要や無駄だと思う行動をまず無くすことです。例えばスマホを触ってダラダラしている時間を無くすとか、付き合いで行っていた気の乗らない飲み会に行かないなどです。
行動を丸ごと無くすので、大きく時間を生み出せる可能性があります。ただし、本当に不要な行動かどうかは慎重に考える必要があります。

②時間を短くする

①で不要な行動を無くした後に残った、やらなければいけないことを時間を短くすることです。例えば時短家電を使うとか、通勤時間を短くするために会社の近くへの引越しや家の近くの職場に転職をするなどです。
一度取り入れればずっと効果が続くことが多いです。ただ、暮らしのスタイルによっては他人のマネをすることが難しいところも多く、自分に合った工夫をすることが求められます。

③同時に行う

文字通り、2つ以上のことを同時に行うことで、一つ一つの行動にそれぞれ時間を取った場合と比べて大幅に時間を短縮することができます。今回はこの③について詳しく綴っています。

■マルチタスクとは

マルチタスクとは「2つ以上の作業を同時に行う」もしくは「短時間で切り替えながら進める」ことです。もともとコンピュータ用語で、同時に複数の処理を実行する「multitasking」からきています。

リクルートマネジメント ソリューションズより

引用にある通り、マルチタスクとは「①2つ以上の作業を同時に行う」「②短時間で切り替えながら進める」ことを指します。
もともとはコンピュータ用語から来ているようです。確かにコンピュータは2つのことを同時に考え、処理らできるかもしれません。けれど、人間は2つのことを同時に考えることはできません。できているようでも、それはおそらく②の短時間で切り替えながら考えるスピードが異常に速いのではないかと思います。
またデメリットとして、パソコンを使う際にも、複数のアプリを立ち上げていると熱くなりオーバーヒートすることがありますが、人間も同じように複数のことを考えると異常に疲れたり、正常な思考を保つことができなくなることがあります。

以上のことから、暮らしの一つ一つの行動に時間と手間をかける丁寧な暮らしを求める私達にとって、行動を同時に行ったり素早く切り替えるマルチタスクは、もはや対極の位置にあるように感じられます。
丁寧な暮らしはどちらかと言えば「マルチタスク」の反対語である「シングルタスク」向きの暮らし方ではないか、と思う方が多いと思います。
しかし、そんな私たちの暮らしにこそマルチタスクを取り入れて欲しいと私は考えています。

■まどろみ流マルチタスクのやり方

マルチタスクを取り入れて欲しい場所は、手間と時間をかけたい優先度が低いけど最低限やっておかなければいけない行動の部分です。自分が手間暇かけたい大切な時間を確保するために、その他の行動をサクッと済ませましょう!という流れになります。
ちなみに私の場合は子供との時間を大切にしたいので、それ以外の最低限の家事の時間をサクッと終わらせたいと考えています。

でもマルチタスクって大変そう、酷く疲れることや、せかせかした行動は取りたくない、そう思われると思います。ではどのようにマルチタスクを暮らしに取り入れていけばいいのでしょうか。

①機械と一緒に作業する

これは一人で2つのことを考えるのが無理なら、もう一つ人手を用意しようと言う考え方です。
洗濯機、乾燥機、炊飯器、食器洗い乾燥機、ロボット掃除機などなど、スイッチ一つ入れてしまえば後は自動でしてくれる機械達と作業を同時にしようと言うことです。

今では当たり前になっているから気づいていないと思いますが、昔は洗濯も全て手洗いでした。それを今はスイッチ1つで洗いから脱水、洗濯機によっては乾燥までやってくれます。まさか洗濯機が洗濯している間、ただ洗濯機をジッと見つめて何もしない方はいませんよね?
洗濯機が頑張っている間に料理を作ってもいいし、趣味の時間に充ててもいいわけです。2つ以上の作業を同時にやっているので、立派なマルチタスクです。なんなら、洗濯機、炊飯器、ロボット掃除機を同時に稼働しながら何か他の家事をすれば4つ同時に作業していることになります。

ここでのポイントは1度設定してしまえば手と目を離していい家電と作業すること。同じ掃除機でも、スティッククリーナーでは自分を使うことになるので、一緒に作業することはできません。私たちは手も目も離していい家電が頑張っている横で、自分はシングルタスクに集中するだけでいいのです。

②慣れていることをしながら同時に考える

マルチタスクにとって一番大切なことは慣れです。
人は慣れるとほぼ無意識に体を動かすことができます。つまり頭を使っていないわけですね。ならこの使われていない頭を別のことに使ってしまおうというわけです。いわゆる、ながら習慣です。

ながら習慣はしばしば悪い習慣として言われることもあります。テレビやスマホを見ながらご飯を食べるとかですね。画面に集中してしまって、ご飯に集中できず、食べるのが遅かったり、味がわからなかったりします。
これは集中したいこと、すべきことが2つ重なっているから問題になるのです。自分にとってそんなに集中しなくてもいいこと、例えば洗濯物をたたむときとか、掃除機をかけるときとか、特に意識を向けなくてもそれなりに手が動くので、手が止まらない程度に別のことに集中してもいいわけです。

家事しながら曲を聞いて気分転換したり、明日の予定を考えたり、動画を見て勉強したり、ただひたすらこなすだけだった時間を有意義にすることができます。
私はよく家事をしながらラジオやYouTubeを聞いてます。気分も上がって、むしろ家事のスピードは上がります。聞いていないときはnoteのネタを考えたり、次行う家事の段取りを組んでいたりしています。

③一時的にほったらかせる行動を切り替えながら進める

マルチタスクって切り替え作業の間隔が短ければ短いほどしんどいんですよね。ならばその間隔を引き延ばしてあげればいいわけです。

私は料理が得意なので、料理で説明しますが。限られた時間で2~3品作ろうと思ったとき、1品ずつ仕上げると時間が足りなくなります。なんでそんなことになるかというと、各作業に数分ずつ何もできない待ちの時間があるからです。
例えばお湯を沸かす時間、煮込む時間、乾物を水で戻す時間、タレに漬け込む時間、オーブンで焼いている時間などなど。これらは何か作業ができるわけではなく、ひたすら待つ時間になります。
つまり、このひたすら待つ時間に、別の作業を入れていく流れになります。この考えは①で書いた機械と一緒に作業するの応用編で、自分の手が離れている時に、別のことをする。ただそれだけなんです。そうするとシングルタスクの力でマルチタスクを行うことができます。

料理3品のシングルタスク
マルチタスク料理の流れ

図では長時間の煮込み料理と短時間の煮込み料理と炒め物を例にしています。煮込み料理は手を離していい時間が長いので、非常にマルチタスク向けです。一方で炒め物は常にかき混ぜる必要があり、基本的には手を離すことができないので、集中して一気に済ませる必要があります。そのため、炒め物2品を同時にするとなると、タスクの切り替え作業が頻繁に行われるので、しんどくなります。

日々の行動にはマルチタスク向けのものと、そうでないものがあります。この2つを上手に組み合わせて、同時に行動すると時間を生み出すことができるわけです。

■まとめ

以上私がオススメするマルチタスクのやり方を書きました。
①~③のことを同時進行すると、すごい量のタスクを一気に消化することができます。

音楽を聴きながら洗濯機を回し、ロボット掃除機を走らせるためにちょっと物を片付け、ロボット掃除機のスイッチを押し、材料を切って電気圧力鍋でカレーをセットし、米をといで炊飯器のスイッチを押し、時間が余ったので副菜を作り、保育園のお迎えに行き、帰ってきたらピカピカのお部屋でちょっと遊んで、ホカホカのご飯とカレーを子供と一緒に食べる時間がしっかり取れるみたいな。
……文字にするとすごい圧がありますが、実際はそんなに苦労するようなマルチタスクにはなってません。(あと普段はこんな時間に洗濯機を回しません笑)

マルチタスク家事

子供との時間に手間と時間をかけたいから、マルチタスクを導入する。こんな暮らしが私にとっての丁寧な暮らしです。本当は料理も好きなので、もう少しそちらにも力を入れたいんですが、今しかない子供との時間が私にとっては優先なので、今の暮らしは満足しています。

一般的なイメージとはちょっと違うかもしれませんが、大切にしたい時間を確保し集中できる暮らしが、私にとっての理想の丁寧な暮らしなのです。料理はもう少し子供に手がかからないようになってからのお楽しみにしています。ライフステージごとに暮らしは変化していくので、その都度大切にしたい時間の見直しをすればよいと思っています。

ぜひマルチタスクを上手に使って、時間の使い方の見直しをしてみてください!

ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆様と一緒に丁寧な暮らしを目指していくお手伝いができれば幸いです。

2024.10.18. まどろみ


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まどろみ/丁寧な暮らし
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