東京36、NY40、ボストン42、パリ49、ロンドン51、オスロ60
東京都美術館で開催されている「印象派 モネからアメリカへ」はボストン近郊のウスター美術館所蔵の作品を中心とした展覧会です。
アメリカの印象派の作品を鑑賞する機会はなかなかないと思いますが、緯度の高低による光の違いに注目しました。
写真は掲載できませんが、アメリカの自然を描いた風景画にNY駐在中の記憶が蘇ってきました。モチーフではなく光の描き方が「アメリカで見た風景の感じだなあ」と。
緯度でいうと、東京は北緯36度。NYは40度。ウスター美術館の近郊のボストンは42度。ロンドンは51度。ついでにいうとノルウェーのオスロは60度、です。
駐在中に撮った写真を見ていると、空や海の色、雲、木々の緑、が違うなあと思います。緯度が高いと光が斜めに入ってくるので、オスロやストックホルムの海はキラキラしています。
カナダのプリンスエドワードアイランド(北緯46度)が舞台の赤毛のアンの「輝く湖水」のようです(手頃な写真がありませんでした)。
雲が低く感じるのは光の加減のせいかもしれません。
夏だけでなく秋のノルマンディーの写真も載せてみました。夏と違って11月のヨーロッパは薄暗いです。
今回の展覧会でも、やっぱり空と雲が記憶に残りました。