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ガヤガヤムッツリ

幼い頃、幼なじみのお家に遊びに行くと、そこんちのお母さんがよく絵本を読んで聞かせてくれた。

うちの親はそう言うことをしてくれる人ではなかったので、その時間が嬉しくていつもワクワクしながらお話に夢中になっていた。

中でも今日のタイトルにした「ガヤガヤムッツリ」という物語が大好きでよくおねだりをして読んでもらった。

友達がFacebookに時計草の写真をアップしていたのを見て、久しぶりにこの絵本のことを思い出しAmazonで中古品を見つけ取り寄せた。

人間に似ているけど、人間ではないガヤガヤとムッツリ。
ムッツリは一人静かに本を読んでいることが好きで、ガヤガヤは騒々しいことが大好き。
二人は時計草の林に住んでいる。
そんな正反対の二人の唯一の共通点はお誕生日。
ガヤガヤはそのお誕生日をムッツリと賑やかに過ごしたくて、ムッツリはそれを何とか色んな方法を使って阻止しようとする。
そんなようなお話。(めっちゃざっくり!)

内容そのものというよりも、本を読んでもらっている間中、ファンタジックな世界の中にいつもガヤガヤとムッツリのそばに自分がいるような感覚でワクワクしていた。

その頃は、世界のどこかにこんな国がきっとあるんだとも思っていた。

私が、こんな歳になった今でも(何才?)見たことのないモノやコトへの憧れや、どこまでも妄想する力の強さは、明らかにこの3歳か4歳の時に読んで聞かせてもらった、この絵本に起因するのだと思う。
今でもどうしたら魔法が使えるのかを考えているし、その内使えるようになると信じてる(そやしアンタは何才?)

影響を受けた本はありますか?

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