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読書:サーノ博士のヒーリング・バックペイン 肩こり腰痛は怒りが原因だ

肩こりや腰痛、原因は姿勢や筋肉の疲労だけだと思っていませんか?実は、その痛み、あなたの“心”が作り出しているかもしれません。サーノ博士の理論によれば、怒りやストレスといった感情が無意識にたまり、それを隠そうと脳が痛みを生み出すことがあるのです。『え、私そんなに怒ってないよ?』と思ったあなた。心の奥底で怒りが静かに燃えているかもしれませんよ。この記事では、痛みの正体とその向き合い方を一緒に探ってみましょう!


サーノ博士のヒーリング・バックペイン

肩こりや腰痛の原因、実は「脳」にあるかもしれないって知っていますか?サーノ博士の理論によれば、痛みは脳が作り出していることが多いのです。Youtubeにあるサーノ博士の動画では、痛みの本当の原因を知ることの重要性が語られています。英語の動画ですが、日本語字幕を使えば内容は十分に理解できるはずです。患者さんたちとのやり取りしながら、サーノ博士が説明してくれます。

一般的な診断では頚椎狭窄症や椎間板ヘルニアが痛みの原因とされることがありますが、実際にはそれだけでは説明がつかないケースも多いとのこと。多くの場合、痛みを作り出しているのは脳のプロセスであり、ストレスや抑え込んだ感情が原因となることがあるのです。例えば、無意識の怒りが脳を刺激し、痛みとして現れることも。

読書療法

サーノ博士は「まず痛みが脳から来ていることを理解することが大切」と強調します。実際に効果のある治療法の一つとして、彼の著書『ヒーリング・バックペイン』を毎日読む「読書療法」があります。この本を繰り返し読むだけで、痛みが和らぐんです。簡単に始められるので、試してみる価値がありそうです。

肩こりや腰痛に悩んでいるなら、「痛み=体の不調」という固定観念を一度疑ってみましょう。もしかすると、痛みを引き起こしているのは脳の仕業かもしれません。痛みと心の深い関係を知ることで、症状の改善につながる第一歩を踏み出せるかもしれませんよ。

この本では治療についてはあまり書かれてないんですよね。で、実際どうするんだろう的なことを探してみつけたのが以下のテキストです。

https://www.cocoro.chiba-u.jp/pain/files/high/all.pdf

幻肢痛のメカニズム

幻肢痛とは、切断したはずの手足がまだ存在するように感じたり、その部位に痛みを感じる現象です。脳は動きの信号が途絶えると異常を認識し、痛みを発することがあります。さらに、痛みと感情は密接に関係しています。無意識の怒りやストレスが痛みを引き起こすこともあり、痛みを怖れて動かさないと、その状態がループする場合があります。これらはすべて脳のメカニズムによるもの。痛みの本質を理解し、感情や動きと上手に付き合うことが重要です。

過活動と不活動

不活動だと痛みのリスクが増す

痛みがひどいと、安静にして動かない方が良いと思いがちですが、実は「不活動」が痛みを悪化させる大きな原因になります。私自身、手を骨折してギプスをしていた経験がありますが、わずかな期間でも筋力が衰え、リハビリでは少し動かすだけで強烈な痛みを感じました。これがまさに「不活動」が引き起こす問題です。

動かさないと筋肉が弱るだけでなく、脳が幻肢痛のように動いていない部分に「異常がある」と認識し、痛みを作り続ける可能性があります。だからこそ、「痛みがあるから動けない」ではなく、「痛みがあっても少しずつ動かす」ことが大切なのです。実際、動いても痛みが必ず増すわけではありませんし、適度な運動が痛みを和らげるケースも多いです。

勝間和代さんも「腰痛や肩こりは不動病」と語っています。体を動かすことで血流が促され、筋肉や神経が回復するのを助けます。もちろん無理は禁物ですが、少しずつ動かすことで、痛みのリスクを減らし健康を取り戻すことができます。動ける範囲でアクティブに!

認知行動療法のアプローチ

認知行動療法(CBT)は、心と体の痛みに深く関わる「自動思考」に注目し、それを修正することで症状の改善を目指すアプローチです。例えば、痛みが出る時に「何か特定のトリガー」がないかを探ることが重要です。ストレスを感じた瞬間や、過去の辛い経験を思い出した時に痛みが始まることはないでしょうか?

自動思考とは、無意識に浮かぶ考えや思い込みのことです。例えば、「この痛みは絶対治らない」「また悪化したらどうしよう」といったネガティブな思考が、脳を過剰に刺激し、痛みを引き起こすケースがあります。この思考パターンに気づくことで、自分の心と体の反応を理解し、痛みの悪循環を断つきっかけがつかめます。

さらに、自動思考に気づいたら、それが事実かどうかを問い直し、ポジティブな視点を意識して取り入れることが大切です。「少しずつ良くなっている」「今できることをやっている」といった現実的で前向きな考え方を習慣にすることで、脳の反応を穏やかにし、痛みの緩和につながります。心のトリガーを見つけ、自分でコントロールできるようになるのが、認知行動療法の大きなメリットです。

自動思考のパターンは?

注意シフトトレーニング

注意シフトトレーニングは、痛みに対する意識をコントロールするための有効な方法です。痛みを感じると、どうしてもその部分に意識が集中してしまいますよね。しかし、痛みに囚われれば囚われるほど、脳がその痛みを増幅させ、悪循環に陥ることがあります。このトレーニングは、注意を他の場所や感覚にシフトさせることで、脳の過剰な痛みの信号を緩和するアプローチです。

具体的には、痛みを感じる部位と痛みのない部位に交互に意識を向けてみます。たとえば、痛む腰の感覚に集中した後、手や足など痛みのない部分の感覚に注意を移します。これを繰り返すことで、脳が痛み以外の感覚にも目を向ける習慣を作り、痛みに過度に意識を集中しないようになります。

リラックスして筋肉を緩める

リラックスして筋肉を緩めることは、痛みの軽減にとても効果的です。ストレスや緊張が続くと、無意識に筋肉が固くなり、それが痛みを引き起こす原因となります。この悪循環を断つためには、意識的に筋肉を緩める方法を取り入れることが大切です。

漸進的筋弛緩法は、その一つの方法です。このテクニックでは、体の各部位の筋肉を一度ぎゅっと緊張させ、その後ゆっくりと緩めることで、深いリラックスを得られます。また、温かいお風呂に浸かることも筋肉を緩めるのに効果的です。入浴による血行促進が筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減してくれます。

さらに、十分な睡眠も見逃せないポイントです。睡眠中、体は回復のために働きます。不足すると筋肉の緊張が解けにくくなり、痛みが慢性化するリスクもあります。自律訓練法もおすすめです。「体が重く温かくなる」とイメージしながらリラックスを促進するこの方法は、心身のバランスを整えるのに効果的です。

日々の生活にこうしたリラックス法を取り入れることで、筋肉を緩め、痛みを和らげるだけでなく、心の安定にもつながります。

痛みを和らげるには、体だけでなく心のケアも欠かせません。漸進的筋弛緩法や入浴、十分な睡眠、自律訓練法などを生活に取り入れることで、筋肉の緊張を解き、痛みの原因となる悪循環を断ち切ることができます。痛みは脳や感情とも密接に関係しているため、心身のリラックスを意識することが大切です。無理せず、自分に合った方法でリラックスを習慣化し、心と体の健康を保ちましょう。痛みと上手に付き合う第一歩は、今日からでも始められます!

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