人は自分の思い通りにならないから怒る~子供の受験~
皆様如何御過ごしですか?
本日は半袖では、少し肌寒くセミの鳴き声が切なく聞こえました。
わたくし、来世ではセミに生まれ変わり希望を強く望んでいた時期が15年間程ございまして、
その頃と言えばセミになりきって、セミの日常の妄想に浸っておりましたので、本日などは地上での生活を謳歌したいセミの気持ちが解ります。(勝手な妄想)
さて、そんなイッちゃってる妄想はほっといて、「怒るとはなんぞや」と。
話が急に900度回転いたしまして、無理くりすぎな入れ込み方ですが、
最近わたくしは、怒るとは何ぞやと考えまして、
「怒る」とは、深く深く掘り下げて根本をみますと「自分の思い通りにならないから怒る」と思うのです。
わたくしも、去年は息子が高校受験でしたので、受験勉強をしない息子に対して激おこな日々を送って参りました。
希望校の倍率が鬼高いのに受験勉強をしない事にイラつき、反抗期の親に対する反抗にもイラつき、絶賛中二病発言にもイラつき、一日に血管が5、6本は切れていたと思います。
人前では決して涙を見せるなと、大正生まれの祖父母に叩き込まれて育てられ、人前で弱さを見せる事は恥と思っていたわたくしも、
夏に息子の部活の先生との息子抜き面談では声が震えてしまう程、感情が抑えられない事態に陥っておりました。(でも泣かなかったよおじいちゃん!セーフダヨ☆)
しかし、秋頃からでしょうか。
息子に対して、「この子の人生は私の人生ではない。どんな人生を送ろうが選択しようが息子自身の人生じゃないか!」と考えが180度変換したのです。
今になって思いますと
■勉強しないと高校に入学できない
■自分は受験を経験しているから、受験勉強の大切さが解る
と云う自分の経験が、イラつかせる思考を作り上げていたのだと思います。
要は、自分の思い通りに勉強しない息子にイラついていただけだった事に気が付いたのです。
上の二つの思考は親ならば誰でも思う思考だと思います。
親じゃなくても誰でも思う思考だとも思います。
だけれども、この思考はあくまでも自分自身の経験上で出来上がった思考であり、息子であれ他人に同じ事を要求する事は、只の思考の押し付けだなと。
息子が受験勉強しない理由は、
■正直その高校にどうしても入りたいと思っていない
■根拠のない自信で、自分は確実に合格すると思っている
と、思春期中二病特有の複雑な気持ちが混ざり合っていた気がします。
ですが、もし本当に心から高校に入りたいと希望しているならば
■「勉強するな」と言っても「勉強する」
■根拠のない自信で確実に合格すると思っていても、絶対に入りたいので勉強する
と思います。
子供は自分ではありません。
自分の思い通りにならなくて当たり前です。
ほっとけばいいんです。
子供は子供なりに一生懸命考えています。
まずは、自分と子供は別々の人間だと理解して受け入れて。
怒るのは、自分の思い通りにならないから怒ると受け入れて。
もし仮に子供が受験に失敗しても、それは息子の試練であって自分の試練ではないのです。
全てを受け入れて。
対面などは気にせずに。
あなたは、たった一度の人生を楽しく生きて下さい。
それでは皆様、御機嫌よう✩