魚を捌くなら包丁研ぎは必須!でもなんで包丁研ぐの?
私は調理師免許も持っていなければ、料理経験も簡単な家庭料理を作るぐらいでしかなく、昔は「包丁を研ぐ」なんてことは考えてもいませんでした。
包丁を研ぎをはじめれば、料理が楽しくなります!
今回は包丁の研ぎ方について紹介するのではなく、
なぜ包丁を研ぐのか、について解説します。
目次▽
①パフォーマンスがあがる
②怪我が減る
③切れ味を保つ
④包丁の刃を整えて本当に切れる刃に
⑤栄養素でもある細胞分解を抑える
①パフォーマンスがあがる
単純にパフォーマンスがあがります。
魚を刺身にすればよくわかりますが、切れない包丁だと刺身にしたときの見栄えが悪くなります。
その逆に、切れる包丁だと見た目がよくなります。
魚の薄造りなんてものは、切れる包丁でないとそもそも造れません。
②怪我が減る
切れない包丁だと、どうしても力を入れてしまいます。力んで包丁を扱うと怪我のリスクにつながりますよね。
せっかく魚を捌いているのに、魚の身はボロボロ、しかも指をきってしまった。。
なんて最悪です。
怪我を減らすためにも、切れる包丁でないといけません。
③切れ味を保つため
和包丁は頑丈に作られていますが、魚のかたい鱗や骨を切ると刃こぼれしたり、使っているうちに切れ味が悪くなったりすることがあります。
週に1回程度、または切りづらいと感じたときには刃を研がないといけません。
よい切れ味を保つには砥石で正しく研ぐことが大切。
④包丁の刃を整えて本当に切れる刃に
簡易シャープナーで包丁をすべらすと、切れ味が簡単によみがえる、よくみかけますよね。
でもあれは、一時的なものに過ぎないのです。
しっかりとした切れ味をつくるためには、砥石で刃を整える必要があります。
簡易シャープナーは包丁を鋭くしているのではなく、包丁の刃のエッジをなめらかにしているため、切れるようなるのです。
本当に刃を鋭くしたいのであれば砥石で、肉眼では見えないようなキズや突起、小さな金属片を除去して刃を整える必要があります。
刃を鋭くすることにより、切れる包丁になるのです。
⑤栄養素でもある細胞分解を抑える
ながながと刃を研いで切れる包丁にしないといけない。それを説明してきましたが、ではなぜ切れる包丁にする必要があるのか。
ここが重要です。
細胞分解を抑える、ために必要なのです。
食材の栄養素を効率的に摂取するためにも、細胞を壊さない切れる包丁を扱う必要があります。
切れ味の悪い包丁だと、力によって押し切られるので食材の栄養素が流出し、分解されてしまいます。
よく切れる包丁の場合は、食材の細胞破壊は最小限に抑えられます。
つまり、見た目も良くなり味つきもよくなるのです。
今回は、なぜ包丁を研ぐのかについて解説しました。
砥石がない人は、砥石を買って包丁を研いでみてはいかがでしょか。
包丁の研ぎ方はググればいくらでもあります。
包丁研ぎも、最初は上手くいかなくても数をこなせば上達するものです。
(私も上手くはないですが、研ぐことにより切れ味は良くなります。)
見栄えのいい料理ができると気分いいですよ!
ありがとうございます。いただいたサポートによって私が出世魚のように進化します。