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三日坊主日記 vol.40 『カフェのオーナーもいいかも知れない』

大阪府の豊能町ってご存知だろうか。

いわゆる北摂の山の中にある町で、標高が高いために関西の軽井沢と呼ばれているらしい(軽井沢は言い過ぎかも)。また隠れキリシタンの里としても有名で、高山右近の生誕地でもあるらしい。知らんけど。

結構な山の中なんだけど、茨木や池田からは峠道が通じているし、箕面からだと有料トンネルですぐ。休日はバイクのツーリング客などが結構走っているイメージだ。とはいえ、人口18,000人程の自然豊かな田舎町である。

その豊能町に、ほぼ月に一度必ず訪れるレストラン&カフェがある。山あいの国道沿いにある、付近の景色とはちょっと似つかわしくないモダンなデザインの建物。しかし、木と鉄を基調にしているんで、決して浮いている訳ではなく周りの景観によく馴染んでいる。家具屋さんが経営しているんで、木を上手く使った内装もとても良いのだ。

僕たちが行くのは必ず平日で、時間によってレストランに行くかカフェに行くか分かれるんだけど、どちらもいつもほぼ満席。それも近所の人ではなくわざわざ車で来ているように見える。落ち着く空間と美味しい料理。そして周りの環境。わざわざ車で行くというのもプラス要因なのかも知れない。

ちなみにレストランでは糀を使った料理を何種類かだしていて、これがとてもいけるのだ。今日は鱈のクリーム煮を食べたんだけど、びっくりするほど美味かった。

駅の近くだとか、幹線道路沿いとか、オシャレスポットとか、昔から言われる良い立地の方が商売は成り立ち易いように思うけど、このお店のように他にない特徴があると、遠くからでもわざわざお客さんは来たくなって人気店になれるのか。勉強になる。

僕もこんな店ならやってみたいなと思う。素人が誰もが考えるお店を出してもうまく行くような気がしないけど、こう言う自分達の特徴を打ち出して何かに特化したお店ならできるかも知れないし、やってても楽しいんじゃないだろうか。うん、カフェのオーナーもいいかも知れない。


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