ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエヴァー
王族以外ではじめて国王候補に選ばれたのに、キルモンガーとの決戦に敗れティ・チャラに挑戦できなかったのは僕です。こんにちは。
で、大変申し訳ないんだけどいきなりネタバレです。その因縁の相手?キルモンガー出ます。そして、ティ・チャラ役のチャド(チャドウィック・ボーズマン)が亡くなったので、当然ティ・チャラもいなくて空位になった王座をかけてふたたび僕と対戦します。はたして、勝者はどっち?ww
スマン、“ネタ”です。でもキルモンガーは出ます。
それ、今いう〜?
ワカンダ国はアフリカに位置する架空の国。最新鋭のテクノロジーと希少鉱石のヴィブラニウムが産出することで繁栄してきたがこれまでは鎖国状態。ティ・チャラが国王になって開国し世界と交流。世紀の大戦、インフィニティ・ウォーにも参戦する。
前作『ブラックパンサー』、MCUフェーズ3までの流れはそうなる。
チャドの死はあまりにも僕らには突然だった。それはマーヴェルスタジオにとってもそうだろう。続編制作発表時には当然チャドありきの前提だったはずだ。前作はマーヴェル史上最高傑作といわれ今作に繋がるが、もしもチャドが存命だったら・・・(What if...)なんてことも思わずにいられない。
今にして思えば、チャドが大腸癌と診断されたのが2016年というから、前作や『インフィニティ・ウォー』、『エンドゲーム』撮影時はすでに闘病中だったわけだ。
あらためて敬意を表する。
ブラックパンサーMCU初登場はスパイディと同じ『シヴィル・ウォー』(2016年)
さて、本作は冒頭で国王ティ・チャラが崩御し国葬の場面からはじまる。昨今、日本国内を騒がせた国葬問題とは無関係だが、どうしても比べてしまうのは仕方ないことか。
ティ・チャラの死を受け王位継承したのは母親であるラモンダ。
ラモンダ女王は国際会議の場でワカンダは世界に貢献するという約束を守っていないと非難されるが、世界秩序の維持のためヴィブラニウムは渡さないと反論。
これが本作ストーリーのトリガーとなる。
一年後。海底でヴィブラニウムを発見したアメリカの探索団が何者かの攻撃を受け全滅。これをワカンダの仕業だというアメリカにラモンダ女王は反発。
ティ・チャラの妹、王女シュリは自分の研究開発の遅れが兄を救えなかった原因だと悔いていた。
ある日、ラモンダに連れられ湖で海底帝国タロカンの王ネイモアに遭遇した。ネイモアはタロカンの存在を明るみにしたくない、そのために探索団を攻撃し、探索機の製作者を探し出し引き渡せと要求。ワカンダがヴィブラニウムを世間に知らしめ、結果タロカンにも脅威が迫っているとして、要求を拒めばワカンダを攻撃するという。
シュリは国王親衛隊ドーラ・ミラージュ隊長オコエを連れてアメリカに赴く。
なんだか、ストーリー全部書いちゃいそうな勢いなんでここら辺でやめとくけど、ここで探索機製作者として登場するのがリリ・ウィリアムス。
MCUでたびたび登場するM.I.T(マサセッチュー工科大学)の大学生でのちのアイアン・ハート。Mr2くらいまで出てくるスーツは今後よりスタイリッシュになっていくだろう。アイアンマンスーツのように。確実に進んでゆくMCU内での世代交代。
そしてついに、MCUの世界でミュータントという単語が登場。
例えば『Dr.ストレンジMOM』にミスター・ファンタスティックが出てきているけど、いよいよ本格的にミュータントものやりますよって感じか。事実、MCU版『ファンタスティック4』の来たるシネマティック・ユニヴァースフェーズ6 第1弾として公開もあきらかになった。
本作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエヴァー』はフェーズ4の最後の作品。
兄を救えなかったことに対する自責の念とタロカンへの共感、そして葛藤。シュリの成長ストーリーとして描かれた本作。
「エンドロールのあとにも映像があります」とのお約束は今回はミッドクレジットのみ。
事実上のエンディングであるこのシーン、あんなん泣くに決まっとるやんか。
「トゥーサン、いい名前ね」
「それはハイチでの名前。ほんとうの名前は・・・」
分かってる分かってる。それ以上はネタバレだからいわないよ。
ワカンダの守護者ブラックパンサーを継いだのは誰?これはネタバレもなにも予告で登場するのであきらか。あきらかに女性。となると・・・、ハイ、彼女しかいないじゃない!
そして“ブラックパンサーは帰ってくる”。どの作品で?って期待するのもまた楽しみだ。アベンジャーズ次作『カーン・ダイナスティ』、『シークレット・ウォーズ』あたりは確定かな?
しかしね、国王=守護者ではないんだな、今回は。ラモンダが王位に就いた時もパンサーになってないし。
まあ、それもお楽しみ。
ワカンダ・フォーエヴァー!!
しかしあのカメハメ波のポーズはなんだ?
なんのことって?観ればわかるよ(笑)