資格はその職業だけが仕事ではない。
いきなり何を言っているのかと思う人もいるかもしれない。
どういう意味かというと、進路を決める時、転職したいと思った時、皆が一度はそれに有利な資格はないだろうかと考えたのではないだろうか。
私が持っている資格とは。
私が持っている資格はひとつ。国家資格でもある看護師免許である。
高校の3年生の夏、私は普通の4年制大学志望から看護師を目指すことにしたのだ。それは将来、就職に有利だからという理由ではなかったが。
もし詳しいことを知りたいと思った方は以下のブログを見てほしい。
他の記事も見てもらえると嬉しい。
勿論、看護師資格を取得した後は、医療機関で3年働いた。しかし、結婚を意識するようになってから、医療機関で看護師として働くことを辞めたのだ。
まずは看護師資格を活かして(と言っても持っていれば尚可ってやつだ)大企業での派遣社員になったのだ。一般企業で働くということが医療機関で働くことと全く違うということをそこで学んだ。看護師の業務をするわけではないので、目の前にあることは目新しいことが山積みだった。
しかし、私は努力は常に惜しまなかった。それは看護学生、看護師として働いていた時もそうだが、常に勉強することを惜しまなかったからだ。常に上を向いていた。あの中に入りたいと、周りの人たちをずっと見続けていた。
だから、派遣社員から契約社員、正社員へとキャリアを積むことができたのだ。勿論、運もあったのかもしれない。しかし、認められるっていうことは誰にでもあることではない。同じように派遣社員として働いていたからと言って全ての人に声がかかったわけではない。
努力を惜しまない。
まず、看護師をしていたのだから、PCスキルなんてあるわけがなかった。派遣社員として働こうとしたときは、まずPCスキルを付けるべく、独学だがある程度基本的なことはできるように努力した。そして、一般企業で働くということがどういうことなのかも一から勉強したり、情報収集したのだ。だって、全然違う畑へ飛び込んだのだから。名刺の渡し方すら知らなかったのだから笑。
何事も狭い視野で見てはいけないと私は思う。だって、看護師資格を持っている私が大企業で働くことになろうとは誰が考えただろうか。
もし、あなたが何か資格を持っているならば、違うことにチャレンジしたいと思ったならば、諦めず情報収集することをお勧めする。目まぐるしく変化し続ける現代で私にはこれしかないと決めつけてしまうのは大きな間違いである。
どんどん新しい仕事、職種が生まれている時代だ。どこに何が落ちているか分からない。もしかしたらそれは自分自身が作り出すことができるかもしれない。
そんな風に私は思うのである。
だって、看護師をしていた私は今、クライアントにサービスを提供する企業でプロジェクトマネージャーをしているのだから。
最初は医薬品メーカーで働いていた。それは十数年もいた。しかし、そこで学んだことはとても大きかった。
ちょっとした社内のプロジェクトのサブリーダーをやらせてもらう機会もあった。それは新しいシステムを導入するというものだった。その仕事は新鮮でとても楽しかった。通常業務をこなしながら、違うことをやることは簡単なことではなかった。しかし、最後までやり遂げたときの充実感とは何とも言えないものだった。自分たちで考えたシステム名、ロゴ、そういったものが全社員が目にするのだから嬉しいに決まっている。
そして、私はそこで働くこと以上のものを求めるようになったのだ。満足してはいなかったからだ。所詮、派遣社員から上がってきた人、女性で出産・育児で思うようにフルフルで働く事ができない人、そういう目で見られていたのだ。生え抜き社員には負ける。中途社員でも男性社員には負ける。根っからの日系企業であった。
年功序列や生え抜き社員、雇用の形態などで明らかに昇進速度は違っていた。課長という肩書きがあっても働かない社員も数知れず。そんな中で働くことに嫌気が指したのだ。コンピテンシーなる評価制度もあったが、あってないようなものだったのだ。もうこの企業はダメだと見切りをつけたのだ。
次にやりたいと思ったのはコンサルタントのような仕事だった。当時、社内改革でコンサルティングが入っていた。その人たちの話す姿を見て、目を輝かせていた。
それに先程話した、プロジェクトへの参加もそう思わせたひとつだったのかもしれない。
しかし、そんなに簡単なことではない。学歴も職歴もないものができるような仕事ではない。だから、また同じ業界で転職を考えていた。今や業務を外注する企業は少なくないだろう。そこでメーカーとサービスを提供する企業とのどちらを目指すかっていることに焦点が当てられた。やはり名のあるメーカーへ行きたいとも思った。一流企業ってやつだ。
だが、そんな中コンサルティング会社へ応募してみないかと、当時登録していた転職エージェントの人から声がかかったのだ。それはコンサルタントトシテではなく、BPOサービスであった。その時初めてBPOという言葉を知ったのだ。
それはとても魅力的だった。新しいことにチャレンジするチャンスだった。
『チャンスの神様には前髪しかない』
そんな表現をされることがある。前髪は長いが後頭部が禿げた美少年として表されており、「チャンスの神は前髪しかない」とは「好機はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ない」という意味だそうだ。
今思えば、それが私にとってのそれだったのだ。
大手メーカーの面談も進んでいるところもあったのだが、私はそれを蹴って、そのBPO業界に飛び込んだのだ。
その後、もう一度転職を経験し、今のプロジェクトマネージャーの仕事をしている。
看護師をしていた私の生活と全く違うものだ。ビジネス書、ビジネスに関するYouTubeを見ることもあるのだから驚きである。
もう一度言う。
努力を惜しんではいけない
常に現在の新しい正しい情報を手に入れろ
チャンスの神様には前髪しかない
追加して、いろんなことに興味を持つことも何かしらの自分のプラスになるということだ。
今の私は、2人のサッカー小僧を育成中である。サッカーなんて全く知らなかった私。でもサッカー選手の考えや言葉、そういうことにも大きな影響を受けている。
子供ためと思って調べたことが仕事にも役立つことがよくあるのである。本当に面白い。情報が溢れる社会、是非ともそれを上手く使いこなすことが成功の鍵になると私は思っている。
まだ始めたばかりですが、良かったらブログも見に来てください♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?