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花楽団

福岡城跡付近をお散歩をしていて、
花の香りがあちこちからしていました。
近所の家々のお庭の木香薔薇が満開です。

あちこちで笑ってるお花を
見ていて感じたのです。
彼女たちは花楽団だと。

桜がスタートかなぁ。
ポンと咲きはじめたら
数えきれないほどのハートが
次々に開いて重なって
人々を魅了しながら咲き誇ってく
数日間で潔く散って花吹雪

何だか舞台を観ているみたいです。



季節はぐるぐる巡っていて
どこが始まりも終わりもないけれど
桜スタートで
寒い冬を超えて梅の花がクライマックス
春の予感ってのはどうでしょう。

いや、やっぱり桜が咲いてフィナーレかな。
そしてそれははじまり。

桜たちの後には
出番待ちしていた花々が
どんどん咲いていますよ。
色とりどりの美しさ
甘い香りがあちこちからしています。

花壇に植えられて
季節を知らせます
満開まであとひといき
満開まであとひといき
甘い香りがしているよ
満開まであとひといき
八重桜
フリルが可愛い



なんででしょうか?
同じ種類のお花たちはどこにいても
自分の出番を間違えることなく咲くのです。
楽譜とかあるのかなぁ。指揮者いる?
木花咲耶姫…え?
花咲か爺さんて桜だけの係じゃないかも?

そろそろ咲く?とか、
どうやって話し合いしているのかな。

もしかして土の下の根っこが
地球規模でネットワーク?
不思議でたまらないです。

静かに
自分らしい美しさと
咲くべき時期をもって
一年を彩るお花たち。

まるで演奏家
花たちで奏でる四季は
オーケストラみたいだなと思うんです。

綺麗なものを愛する心を
綺麗なものを見つける心を
持ち続けたいです。

どんなときも
花たちはずっと変わらずに
そばにいてくれています。

藤棚の下にも咲いているよ
踏まないで











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