Z世代とSNSマーケティングを真剣に考えてみた。
Z世代の考え方について、いろいろなセミナーや本を読んでみると意見が分かれているのが面白い。
言葉は聞いたことあるし、理解しているけど「10代〜20代前半」を総称して「Z世代」って言うんでしょうって思いますよね。1990年代後半から2000年代に生まれた方、ちょうど2022年時に11歳〜22歳ぐらいの世代になります。生まれた時にはパソコンが当たり前のように存在し、インターネットというのが生活の一部になりつつある時代に産まれているから、ネット社会というものに小さい頃から順応している世代。
1960年〜1970年代に産まれた方を「X世代」、1980年〜1990年代に産まれた方を「Y世代」(ミレニアム世代)と呼びマーケティングではよく使われる言葉です。
Z世代ってどうゆう世代なの?
よく、企業の採用担当者と話をすると、
この辺てよく耳にしたことあるんじゃないでしょうか。採用担当者って若くて30代後半、普通は40代後半から50代じゃないでしょうか。その世代が、「Z世代」10代の考えていることが理解できることが間違いだと思います。
「メンタル弱い」っていうの、実際には弱いんじゃなくモチベーションであったり、コミュニケーションの基準が違うだけ。それをひっくるめたように「メンタル弱い」って言ってませんか。
50歳ぐらいのおじさんが、10代や20代そこそこの若者の考えていることやモチベーションなど理解しているはずもなく、だから価値観が違うという答えになっちゃうんですよね。
じゃ、Z世代は何者?
価値観は明らかに違います。特にこの世代は、なしかしらの対価(給与・出生)などを望んでいません。仕事であれば、
「自分の仕事がどう社会に貢献しているか」
「世の中のためになっているのか」
などに重きをいて、「やりがい」を求める傾向にあります。
どれも、Z世代には響かないと思います。あと、自分毎(パーソナライズ)されたことには興味を持ちます。自分の興味のあること、関係すること、必要なことには敏感に反応します。
例えば、少し話が大きいですが「地球環境問題」に関心があるとします。地球環境を考える時、自分自身にできること。5年後、10年後の地球を考えた時に何ができるのか?その為に、今自分が何ができるのか。そういったモチベーションには若者は突き動かされます。
いわゆる「SDGs」ですが、企業としてSDGsに取り組んで事業をしている企業には興味が湧きます。この会社で自分はこんなことがしたい、こんなことができる、自分毎として会社の事業や理念を重ねます。その時に若い世代は力を発揮するんです。
そんなZ世代が夢中になるSNS
総務省の統計では、10代〜20代の世代がスマートフォンで利用するアプリが何かを調査した結果があります。ズバリ、8割以上の若者がSNSを利用している結果が出ました。
そこには、自分の興味のあることしかないからです。Insutagramもユーザの趣味嗜好に合わせた情報をアルゴリズムが判断し、ホーム画面に表示させます。普段投稿する内容を判断し、「このユーザはこんなことが好きなんだな。」と認識すると関連するユーザの情報を表示させる傾向になります。
また、自分の投稿で同じ趣味嗜好の方が集まり、コメントやいいねなどをしてくれる。世界中の誰かと同じ価値観で繋がる、SNSにはその魅力が詰まっています。また、最近の若い世代は、Google検索離れの傾向があると言われます。30代以上の世代は、何か調べるときはGoogle検索を使っていると思います。ですが、若い世代は、SNSで検索をします。特に「Youtube」はその筆頭です。
SNSで検索をし、興味のあるリアルな声を判断材料にします。旅先の美味しいカフェを探すときにSNSで検索します。すると、そのお店に行った人のコメントと写真がSNS上にアップされています。さらに、最近では動画も非常に多くなっています。
そこにある情報は、お店側が発信している情報ではなく、実際に体験したリアルな声がたくさんアップされています。Googleで検索するとオフィシャルなサイトがヒットすると思います。そこには、お店の紹介や料理のこだわりや料金、スタッフのコメントやキャンペーンやクーポンなど幅広いのターゲットに対しての情報が溢れています。
若者はその情報に魅力を感じません。なので、最近ではホームページは持っているけどSNSを始めないとって思う企業やお店が多くなってきているのが現状かと思います。
SNSマーケティングはどうあるべきか?
特に自社のサービスや商品が、「Z世代」をターゲットに設定しているのであればすぐに「Z世代」に合わせた情報発信をしなければなりません。少しでも、多くの方に利用してもらいた、買ってもらいたいという想いで発信していると、若い世代はその情報に対して魅力を感じなくなります。
若い世代が楽しみ、有益と感じる情報であればインターネットやSNSに抵抗のない世代は、次々と情報を拡散してくれるでしょう。
ポイントとしては、
上記ができれば、より若い世代に情報を届けることができ、自分らしさ(パーソナライズ)できるとより一層価値を感じることで、リアル(体験)をオンラインに共有することになります。
その情報に、発信する側は想い(こだわり)を乗せて発信することでSNS上での情報力、拡散力しいてはブランディングが可能になります。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が参加している募集
最後まで読んでいただきありがとうございます。 いただいたサポートは、地域発展・企業のみなさんのサービス・商品販売に向けての活動費として利用させていただきます。