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ゆっくりしようと言いつつも

今日は何も予定がない。
旦那も子供も出かけているし、気兼ねなく家に篭ろうかとコーヒーを多めに淹れる。

部屋中にコーヒーの香りが広がり心も落ち着く。
普段はブラックなのだが、甘いのが飲みたくて蜂蜜をたっぷり入れてみた。
それがとても美味しい。

ゆっくり味わいながら昨日の事を思い出す。


ああそうだ。
退職届とユニフォームを返却しに職場へと出かけたのだった。
短期離職のため職場に合わせる顔がなく、正直郵送で済ませたかったが私もいい大人。
立つ鳥跡を濁さず、だ。
体調不良とはいえ、会社に多大な損失をかけてしまうことになってしまった。本当に申し訳ない事をしでかした。
そう思った私は、せめて最後は気持ちだけでもと菓子折りとそれとは別に差し入れを持って向かったのだ。

職場の人達も私の気持ちを真摯に受け止めてくれたと願いたい。

長居することもなくほぼただ往復しただけなのに家に着くとベッドに直行してしまった。
まさに疲労困憊である。

でも。
しかし。
もう職場に行く事もなくなった。

思考がモヤモヤし出す。
ネガティブな感情が込み上げてくる。


「ニャ?」

愛猫の鳴き声にハッと我に返る。
よしよしと愛しの愛猫を撫でながら温くなったコーヒーを飲み干す。

心も身体も休めようと決めたのに自分からネガティブに考えてどうする。

心を休めるというのは口で言うほど簡単ではないと思い知らされた。
ゆっくりしようと言いつつもゆっくりしてない自分を反省する。

今日はうちの猫ちゃんに感謝。
おやつはもちろん奮発ね!





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