日本人の先見の明と幼児性(マネタイズできない日本人)

自分のやっている事を、
上手くアウトライン化できない人って、
非常に多いなぁと最近強く感じます。
特に日本人はアウトライン化、
つまり概念化することがすごく苦手ですね。

私はそういった日本人の根本的な原因が、
「ルールは与えられるもの」という認識に、
あるのではないかと考えています。

いきなり話が少しずれますが、
例えば憲法の問題でも、
やたらと憲法改正を嫌がる日本人が多いのです。
これもつまり、
「ルールは与えられるもの」という思想から、
憲法改正への嫌悪感の様なものを感じるのだ、
その様に考えるわけです。

いわばルールというのは、
神様の様な存在が与えてくれるもので、
ルールを創る事は、
自分たちがやってはいけない事である。
その様なアプリオリな信念の様な、
またある種信仰の様なものを感じます。

こういう振る舞いは、
人間としては非常に幼稚な振る舞いです。

子供を観れば明らかですが、
子供は大人にルールを与えられるだけで、
それを守るか、
守らなければ大人に叱られるわけです。

例えば憲法改正一つとっても、
私は時代とともに改正する部分は、
色々とあると思います。
しかし与えられたルールをひたすら、
守ろうという姿勢は幼稚的で、
合理的でない振る舞いだと考えています。

これは憲法といったものだけにとどまらず。
ビジネスやテクノロジーでも、
日本人はルールを創ることが、
非常に苦手なわけです。

日本人は特に幼稚な国民ですから、
何か新しい事を発見するのは、
他の人々よりも非常に早いのです。

それはビジネスでもテクノロジーでも、
色々な事例がありますが、
ここでは割愛します。

そして日本人は、
テクノロジーでもビジネスでも、
ユニークで新しいものを、
いち早く発見し、
それを面白がるのですが、
面白がった後は、
飽きてしまって忘れてしまうのです。

そして、
大人な人間、
つまり成熟した西洋の人間に、
それを世の中を便利にするアイデアとして、
上手くマネタイズされて、
日本人は何の旨味もなく、
指をくわえてそれ観ているだけ、
それが現状です。

幼稚性こそが日本人の特性だ、
そういって肯定することもできますが、
これからは日本人も、
社会を変革するダイナミズムを、
私は持つべきだと考えています。

この様な事に気づいた、
または知ってしまったなら、
自分自身のマインドを変える、
それがまさに自分自身を成長させる、
また日本をボトムアップさせる、
その様な事につながっていきます。

ではその上で、
私たちは何をしていけばいいのか?

それは、
「ルールは与えられるもの」、
という思考を変える事です。

「ルールは自らで創っていくもの」、
という思考へマインドチェンジを、
しっかりと根本的に変革するのです。

日本人は与えられた「条件」で、
動こうとします。
それは大きな間違いです。
まず自らで「条件」を創る、
つまり「環境」を創る、
「ルール」そのものを創る。

今世界中の人々は、
切磋琢磨し、
自らの「ルール」を、
標準化しようと動いています。

これからの日本人は、
しっかりと成熟した大人として、

「ルールは自らで創っていくもの」、

という事を自覚しなければ、
どんどんと遅れて衰退していくでしょう。

今の若者たちに私から一言、

「ルールは守るな!!ルールは創れ!!」。

この言葉の意味を深く理解し、
あなたの人生で実践してください。

美学者母

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