IoV(Internet-of-Value)価値のインターネット化の時代
さて皆さんはITという言葉、
は現代では当たり前に理解できる、
そういう言葉になっています。
IT( information technology)、
すなわち情報技術です。
これは今から20年位前に、
ADSLの登場などで臨界点を超え、
爆発的に普及しました。
つまり技術的特異点として、
インターネット世界が始まったわけです。
今では私たちは、
インターネットなしでは、
生活すら困難な時代へ突入しています。
それは直接インターネットに触れていなくても、
自分の周りのあらゆるものが、
インターネットを利用しているからです。
そして2017年7月現在、
インンターネットがさらに、
その領域を広げようとしています。
それが、
IoT(Internet of Things)、
すなわちモノのインターネット化です。
ITは、
情報だけをやりとりする、
その様な概念でアウトラインがあります。
それは具体的に、
メールやWEBなどでの「文字」「写真」「動画」。
それらが簡単にやりとりできる、
すなわち「情報のトレード」という概念です。
ではIoTはどうでしょうか、
これは実際の「モノ」が「情報」とつながる、
その様なアウトラインです。
それは具体的に、
家庭で言えば「冷蔵庫」「テレビ」「洗濯機」。
産業で言えば「機械」「工具」「ロボット」。
つまり「情報のトレード」に「モノ」がプラスされます。
このIoTは、
まだ臨界点は到来しておらず、
少しづつ家庭や産業へ浸透してきていますが、
IT時代のADSLの様な臨界点には、
まだ到達していない状態です。
まだIoTも世の中では芽が出てきた様な状態ですが、
そんな世の中の土の中では、
新しい種が撒かれています。
これは一般的な人々が全く観えていない種です。
それが、
IoV((Internet-of-Value)、
すなわち価値のインターネット化です。
先日も私が今取り組んでいる研究が「価値」である、
そう言及させていただきましたが、
私が今研究している部分がこの「価値」の領域です。
この「価値」の部分は非常に読解が難しいのです。
これは前回言説してもなかなか理解ができない、
そういう人たちが沢山いたことからも明解ですが、
「価値」に対して人間は盲目性が高いのです。
つまり見えている私と、
見えていない多くの人とが、
議論することが非常に困難なのです。
私はこのことをよく物理学的な観点で例えます。
これは、
古典物理学をベースに考えるのか、
量子力学をベースに考えるのか、
その様な相違と同義なのです。
もっと言うと、
相対性理論の概念と
波動方程式の概念との違いです。
つまりコペルニクス的転回が必要なのです。
それのコアな原理が一つあります。
それは、
「質量=モノ=情報」
これは非常に重要な概念です。
つまり私たちが「モノ」だと思い込んでいる物も、
実は「情報」である。
そしてそれは抽象度の違いである。
この認識レベルに達していないと、
私の言説することは理解できないのです。
つまり、
現れが違うだけで、
「モノ」と「情報」は同じであるという本質です。
つまり、
古典物理学の世界は、
「モノ」には価値があるという思い込みであり、
量子力学は、
「モノ」も「情報」も同じであるから、
「情報」にも当然同じ価値がある。
つまり価値とは、
「モノ」と「情報」という分離はできないのであって、
「質量=モノ=情報」=「価値」
である。
この様な前提から、
IoV((Internet-of-Value)、
すなわち価値のインターネット化を、
語っていかなければならないわけです。
そして人類が「価値のトレード」をする、
それを簡易に簡便にできる様発明したのが、
「お金」なわけです。
そこから前回の言説を参照してもらいたい、
「価値と無価値と付加価値のお話」
https://www.machromatic.net/column_0213.html
つまり価値はどうやって定義されるのかというものです。
そしてここまでを総括しでてくる概念が、
「仮想通貨、暗号通貨」
というものになってきます。
ここまでをまとめると必然的な概念です。
仮想通貨で一番有名な銘柄が「ビットコイン」ですが、
現在決済手段として、
少しづつではありますが広がりを見せています。
ビットコインが革命的であると言われる所以が、
「ブロックチェーン」という技術です。
これはインターネットの概念と同義で、
技術的にいいますと、
これは量子力学の原理や、
その波動方程式などがベースの技術であり、
インターネットやブロックチェーンは、
つまり、
ポスト古典物理学、
つまり量子力学時代の技術なのです。
その上で、
私は量子論美術宣言を発表しています。
しかし、
ビットコインは、
PoWなどのルール上、
かならずスケーラビリティ問題が生まれ、
消費電力など数々の問題を抱えています。
しかし、
仮想通貨というものは、
皆さんはビットコイン位しかしらないと思いますが、
現在は1000以上の仮想通貨があり、
さらにICO(Initial Coin Offering)などの影響で、
さらに仮想通貨の銘柄は増大しています。
さらに最近では、
日本の三菱東京UFJ銀行が独自の暗号通貨を発行する、
その様な発表もあったり、
国家自体がフィアット通貨として暗号通貨を採用する、
その様な動きもみられます。
IoV((Internet-of-Value)、
すなわち価値のインターネット化、
それがもたらす革命は、
現在は想像もできません。
少なくとも現在の、
「お金」よりも、
「価値のトレード」をより、
簡易に簡便にできる様になるでしょう。
しかしそれ以上に、
「スマートコントラクト」
これが更なるパラダイムシフトを起こすでしょう、
これは代理業を全滅させる技術で、
行政書士、司法書士、弁護士、
あらゆる契約ごとを、
個人間で完結させることができる技術なのです。
IoV((Internet-of-Value)、
すなわち価値のインターネット化、
これは、
人類に革命的なパラダイムシフトを産み出し、
人々をより豊かにより幸せにしてくれるだろう、
その様な技術なのです。
そして何よりも、
なぜアートを志している私が、
この様なことに着目しているか、
そこに皆様は思いを巡らせて欲しいのです。
技術や科学、
価値やお金、
これらはますます芸術と親和性を持つということです。
これは量子論が自明しています。
芸術とは非常に抽象度が高い領域です、
しかし量子力学などでは、
それらの抽象度さえも科学として扱っています。
すなわち、
芸術と科学に差異は無いと私は考えているのです。
これらにいち早く気づくことが、
それぞれの人生をより豊かにすると確信しています。
その上で、
私のこの言説が、
少しでも皆様の幸福に繋がることを信じています。
美学者母
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