「生きる」
生きるって楽しい
いや
それより
生きるって
生きるって
苦しい 息苦しいよ
子供らにすれば
学校に通う子供らにすれば
苦しい時間が永遠だって
そう思ってるだろうね
あと数年 十数年
生き切れば
イヤなこと 苦しいことも流していれば
どうってこともない過去だったりするんだけど
ああ
それは人によるかな
ずっと 苦しさを引きずったり
そこから
ぴょん
と
逃げだしたりする子もいる
大人だって
ぴょん
ぴょん
って
逃げだす人は
おおぜい いる
ただ
大人になるまでの人生の経験が
逃げだし方を多様にしているから
まあ
大人のことは心配しないけど
そうした
息苦しさの中に生きる
子供らの世界
そして
周辺にいる
大人たち
そのかかわりをよく描いた作品だ
自分の中にあった
自分の中に
今もある
その感情のこと
思い出す 実感させる
その意味では
いい映画かもね
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