【しごと詩】「おか」
ちぶさのしたをふく
ちぶさのしたをふく
よっこらしょ
と
ふたつのおかをもちあげて
ぼくは
そのしたを
たおるで ふくのだ
なかには それがひとつのひともいるけれど
ぼくはかまわず
ちぶさのしたを
みずけをふきとるために ふいてゆく
みなさん
されるがままに
ちぶさのしたをふかれている
よっこらよっこら
と
つぎは たってもらう
しっかりと てすりをつかんでもらう
ぼくは
うしろにある おかに
たおるをわけいるように みずけをふきとる
みなさん
たっているのはたいへんで
ぼくも
たおれないよう
からだをささえるのはたいへんで―
そんなしごとをしている
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