SNSの正義について考える
今週は漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったことがショックで、そのことを何度も考える一週間でした。
どうやったら救えることができたか、ということよりも、私も、かつて死にたいと思ったこともあるので、ご本人のお気持ちを考えて、「このような精神的な窮地に立った場合、どうしたら乗り越えられるのか」を考えていました。
同じ立場だったら、同じ選択をしてしまう人もいるかもしれないと思ったからです。
○近くて遠い、遠くて近いSNSの世界
今回の悲しい結末。
元を辿ればX(旧Twitter)が大きな原因です。
リアルタイムでご本人の発言を拝読していて、「なるほど、こんなご苦労もされているんだ…」と思っていたのも束の間。そのすぐ後に、ご本人が命を絶たれました。
大きな原因は、何よりも自分の原作がないがしろにされた悲しみ。さらに、それに加えての、顔も知らない人々からの言葉の攻撃だったと思います。
問題の当事者から、納得できない対応をされ、さらにひどいコメントに精神的ダメージを受け、心を病んでしまわれたのでしょう。
「え⁉︎」
コメント書いた人。
“そんなことになるとは思わなかった“、なんて後の祭りです。
SNSの世界は、異次元、異世界、異文化なのですが、自分が生きている世界と一心同体のような感覚になってしまう世界なのです。
○SNSの攻撃=刃物
SNSで振りかざされる言葉は、時として鋭利な刃物になります。
私は以前Twitterでコメントをいただいたことがあります。
【お前のようなアホがいるから、日本の〇〇党が正しく評価されていない】
【アンタが今幸せに生きていられるのは△△党のおかげですよね?】
アホに十分傷つきました。
さらに、異様な政治的な絡みが「なぜ?」と怖くなり、結果的に命を削られる程度に尾を引きました。
たった数通でこんなダメージです。
それが何十、何百、何千。
今回の事はめまいがするほどのこと。想像を絶します。
〇SNSの正義=刃物
芦原妃名子さんは、本当に真面目で優しいお方だったんだろうと、そんな方だから、こんな結末を選択されたのです。
SNSの攻撃は、振りかざされる正義も、これまた刃物です。
ある芸人さんが言っていました。
「悪意ある発言は、罪悪感を持っているから救いがあるけど
悪意のない正義の発言は、本人に罪悪感ないからタチが悪い」
「そして、罪悪感には終わりがあるけど、正義感には終わりがない」
【あなたの考え方、間違ってますよね!?】
【他の人の気持ち、考えたことありますか?】
【あなたに失望しました。もっと素敵な人だと思っていました】
この言葉で人が死ぬなんて、正義を振りかざした人は思っていないと思います。
それが厄介なんです。
メンタルが特別弱くなくても、SNSの正義による攻撃は、メンタルがやられてしまいます。
一部共感してしまう部分があるため、自分が悪いんだと、自身を責めたんだと思います。
だから、最後の言葉が、ごめんなさい。なんです。
あぁ悲しい。
こんな優しい人に、生きててほしかったとつくづく思います。
〇自分がその状況になったら
もう失った命は取り戻せません。
その後、当事者を責める展開もありますが、もうそういうのも終わりにしませんか。
彼女の命を無駄にしないためにも、今回の事は他人事と切り離すのではなく、きちんと自分の事として考えていただきたいです。
特にnoterさんたちにも。
それはnoteだってSNSだからです。
自分がその状況になったら、を考えて、身を守る策を練っておきましょう。
〇SNSからすぐ離れる
〇自分を傷つける人とは距離を置く
〇アカウントを削除しても良い
〇別の場所に避難してもいい
〇仮にネットニュースになってもいい。自分にやましいところがなければ堂々としていること。
人の噂も75日。待てば消えるからそれまで、忘れるように日常生活を送る。
何より、相手の正義と、自分の正義は、一致するとは限らないと念頭に置き、自分を責めてはいけない。
世の中には、他人を踏み台にしてのさばるような図々しい人、自分を責めるべき人はたくさんいますが、そういう人たちは、自分を責めていません。
そんな人たちを差し置いて、こんなにも真面目で優しいあなたが、自分を責める必要は無いじゃないですか!
なんて、、、、
今回は、自分自身を救う方法を考えました。
こんな悲しい結末を、もう二度と迎えないために。
本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖