期待に応える人を客観的に見て
私はお笑いが好きでよく見ています。最近は、芸人さんたちの悩み・思いを語るトーク番組も増えました。
ハイ、今日もお笑い愛が炸裂した話題です(笑)
偏見あるかもしれません、ご了承ください。
他人の期待に応え続ける人たち
ただふざけて楽しそうに見える芸人さんたちですが、彼らは「他人の期待に応えるプロ集団」です。
他人の期待なんか背負ってないように見えますが(笑)
見方によってはお気楽?でも自分を売ってナンボの世界なので、ディレクターをはじめとするスタッフからの期待と戦っています。
悩みが深い人もいます。
それは、周囲の期待 → それに対するパフォーマンスと → その結果反応について。
すべては“期待に応えたい自分“がベースです。
例えば、こんな悩み。
「いつもの喧嘩キャラで、出演者誰かに噛みついてほしいと頼まれ、番組内で無理矢理ケンカを売って、スベった」
「ギャグを頼まれて、たくさん言ってたら、全部カットされて終わった」
「毒舌を言ってくださいと番組スタッフに頼まれて、大御所に毒舌を吐いたら、ただ怒られて終わった」
「いつも大勢の中に割って入ってしゃべれない。声を出さなかった収録もある」
などです。
なーんだ、芸人さんもみんな人間らしくていいじゃない♡と思うと同時に、
「あぁ芸人さんも“期待に応えたい私“を頑張ってやっているんだな」ということを感じます。
消えていく人
長年見ていて思うのですが、期待に真面目に応え続けた芸人さんほど、飽きられて消えていきます。
真面目で器用な人ほど。
やがてテレビで見なくなります。
それは、スタッフの「自分をこの番組に起用してくれた理由」がわかり、自分を曲げてでもそこだけに答えるからです。
期待通りでつまらないという冷たい反応と現実。
実はテレビは、〇〇してくださいと注文しておきながら、同じ味付けだと、飽きるのです。
テレビは結局、その芸人さんのキャラをオーダーしておきながら、それ以上の化学反応を待っている。
それがテレビの中の現実です。
オーダーしておいて勝手ですが、オーダー通りだと、ただ飽きる。
「もういいわ。新しいのが見たい」
本当に勝手です。(笑)
世間もそうです。
いつものアレを見たいけど、いつもの繰り返しには飽きがきます。
どうしたらいいのか
真面目で、期待に応えたい私は、そんな芸人さん達が他人には思えません。
どうしたらいいのか。
ここは振り切って、期待に応えないことが大切です。
ある程度、できないことを覚悟して切り捨てた人のほうが、芸能界で長く活躍されています。
逆に言えば、その代わりに、自分のやりたいことと、好きなことを守った人たちです。
そこには多少「評価が下がる」ことがありますが、一時的です。
長い目で見たらやはり「期待に応える」ということは無理しない方がいい、ということです。
例えば、東京03がいます。3人組のコント師です。
彼らは、漫才はできないし、バラエティ番組やひな壇芸人は出来ないし、と消去法で強いものだけを残し、自分たちのコントだけて食べていくと決めて、そう実行されています。
このように、自分の身の丈に合わないことは「しない」と決めて、期待されてもスルーしている芸人さんの方が長く活躍していますし、楽しそうです。
こんなふうに芸人さんたちから、生き方を学んでいます。(いつもありがとうこざいます)
他人の期待には応えずに勇気を持って自分を貫きましょう!
終わりに、こんなに偏愛に満ちた長い文章を、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。