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yokoichi
聞きたかった言葉たち
アドラーは、すべての悩みは対人関係であると言いました
○亡くなって
家族との別れ、それも対人関係の悩みになります。
母が亡くなって、丸3年が経とうとしています。
もちろん家族なので、大切でしたが
たくさんの葛藤も多く、一定の距離もあり
「最愛の母♡」というような存在ではなかったため、
喪失感はそこまで大きくなかったのです。
(こんなことを書いたら、母は悲しむだろうけど!)
○忘れていく
出会いと別れを繰り返す、それが人生。だから、「こういうもの」と受け入れています。
離れた人のことは、だんだん忘れていきます。
母のことも。
昨夜、衝撃を覚えました。
母の「声」がだんだん思い出せなくなっていることに気づいたのです。
たった3年なのに?早くない?
思い出す言葉は、叱られたこと。
(死ぬ直前まで私を叱っていました)
でも、声が、あんまり思い出せないのです。
○聞きたかった
録画・録音がスマホで簡単にできる時代に、
何一つ残していなかったことを後悔しました。
ただし大量のデータが残っていたとしても、
聞きたかった言葉はひとつもなかったでしょう。
「うれしいね!」
「楽しいね!」
「大切に思ってるよ」
「あなたの味方だよ」
「愛しているよ」
こんな言葉を、聞きたかったと、今これを書きながら泣いてしまっています‥
声を残して、脳内変換して聞きたかっただけかもしれません。
母の声を忘れつつある今、こんなことを考えるのも
母との対人関係の問題が未完のまま終わってしまったからだろう、と思います。
○伝えよう
代わりに、私は自分の大切な人に素直に気持ちを表現し、ポジティブな声かけをするようにしています。
ずっと聞きたかった言葉、だから。
「言わなくてもわかるでしょ」じゃないです。
言わなきゃわからないものです。
好きだよ!
ありがとう!
みなさんも、愛する人に声をかけてあげてください。
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