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あの人はそういう人、というものを獲得する
マキタスポーツさん
「マキタ係長」という番組を山梨から発信している。Tverで視聴。
お笑いの側面も好きだが、彼の哲学的な発言が好きだ。人を笑わせる商売なのに、私に人生を考えさせる。
今回は山梨県民のお悩みに答えるという回。
「休みの日に出かけると、知り合いに会って、リラックスできない」という20代女性の相談。
「偶然会うと、声を掛けられることもある」と。
そんなお悩みに私なら、何と助言するか…?
「用事のあるフリをする」
「適当なウソをつく(逃げる)」
「短く切り上げるつもりで、挨拶だけ」
こんなアドバイスが精一杯だろうか(笑)
顔見知りというのが厄介で、無視はできない。
さて、マキタさんは何て答えるんだろう〜とワクワクして見た。
結論から言うと、
そんなくだらない会話に付き合えというアドバイスは一つもなかった。
斬新、だった。
「無駄口はたたきません感をちゃんと出すことが重要」
だと。
他の所で補えるから大丈夫、ということだった。
そんなところで時間を割いて、心を割いて、時には傷つき、そんな必要はないと。損するのはこっちだと。
こう言い切れるなんて「嫌われる勇気」持ってる人だ。カッコいい。
さらに。
たとえそこで印象が悪くても、ちゃんとした生き方をしていれば、評価は後に変わると。
そう、アドバイスをしていた。
すごい説得力。
経験に基づいたものだろうと想像できた。
さらに、
「"あの人はそういう人"というものを獲得すると良い」
とアドバイス。
あの人はそういう人…
思えば、そういうイメージの人は周囲にたくさんいる。
あの人たちは…そうね、みんな自由だ。
「そういう人」になりきった人は「そういう人」として生きていけるから不思議。
気を遣いまくっている人より、許される範囲も広く、むしろ自由だ。
マキタさんは、周囲に「あの人はそういう人」だと認識させる必要性を唱えた。
確かにこれは、人生を楽に進める上で、とても有効な手段だ。
これも嫌われる勇気の一種だな。
私もそうだからわかる。
「あの人はそういう人だから」を獲得した後は、自分にとって、より自分らしく、より心地の良い生き方ができる。
2020年、個人的にいくつか「あの人はそういう人」を獲得した。
仕事後、すぐ帰る人。
女子会に参加しない人。
会食に参加しない人。
みんなそうだから、全員○○することになっている、という暗黙の了解も、納得しないから止めた。
これいい。
一度やったら、もう前には戻れない。
だって圧倒的に楽なんだもの。ww
嫌われる勇気よりもマナーなのかな?と思ったけど、私も結構やってるわ(笑)
マキタさんのアドバイスは、何かとっておきの一言や、逃げ方を教えるのではなかった。
自分はどう生きるかを示せってことなのかなと理解した。
どうでもいいことは、堂々と無視する、ってことか!
いいと思う。私はとても好きだ。すごく。
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