予期せぬ出会い
予期せぬ出会いと言えば、家族は含まれませんが、親子の出会いも「予期せぬ出会い」と言えます。
○お互いの成長
子供は親を通じて、親は子供を通じて、長い時間かけていろいろ学んでいきます。
私は父と母に出会ったことはやはり予期せぬ大きな出会いだったと思います。
苦しい時代も長くありました。しかし、私を成長させ、同じように私を通じて親も成長したと思います。
○父の変化
そんなことを思うようになったもの、父。
この週末、実家の父に会ってきました。
「お母さんを亡くしてから、辛くて寂しくて仕方がない」
普段は心情を口にしない父が、娘の私に弱いところを見せました。
そんな人ではなかったのですが、私が変わったこの5〜6年で、父も変わりました。
冷たい父が優しい父に。この頃は「ありがとう」という感謝の言葉や、うれしい悲しいを素直に出すようになりました。
○あなたのおかげ
実家に滞在中は、私は出来る限りのことをし、父の気持ちに寄り添うように努め、ずっと一緒に過ごしました。
今日は「あなたのおかげで、勇気がなくて、やれていなかったいろいろなことが出来ました。ありがとう」というメールがあり…
父も性格が変わったなぁとしみじみしました。
○親ガチャ
親子というものは親にとっても、子供にとっても予期せぬ出会いです。
どんな人格の持ち主と親子になるかは、親も子も事前にわかりません。
親ガチャという言葉が少し前に出ましたが、まさに私も何度か「うちの親があんな人じゃなかったら」と思ったこともあります。
しかし、親子なので、逃げられません。長い年月をかけて、お互い成長しました。
成長したら、ようやくこの予期せぬ出会いの意味が見えてきたのです。
○あなたに会えて良かった
この言葉は親子間には使わない言葉です。
それでも、親子であっても「あなたに会えてよかった」と思えたら。最終的に言える存在で居られたら。
そうなったら、いいなと。
親ガチャを意味ある出会いとして、今世は大成功な出会いなんじゃないか、そんなことを思いました。
私も親も、これは必要な出会いだった。
あなたに会えて良かった、そう思える親子関係を築くような人生にしていきたいと思います。