見出し画像

『有栖川有栖に捧げる七つの謎』

『有栖川有栖に捧げる七つの謎』
一穂ミチ、青崎有吾、阿津川辰海、白井智之、織守きょうや、夕木春央、今村昌弘

7名の作家による有栖川有栖を題材とした豪華な一冊。
有栖川有栖を知らない人でも充分楽しめる内容。7つの物語すべて面白いのだが、中でも個人的に好きな話を紹介しよう。

『縄、綱、ロープ』青崎有吾
とあるマンション近くで死体が発見されるのだが、手首から腰にかけて線状の痣が発見される。おそらくロープ状のもので縛られた跡だと思われる。そのマンションのゴミ捨て場にロープ状のものを捨てた3名の容疑者が浮上。それぞれ縄、綱、ロープを所持していたところから捜査を始めるという内容である。
もちろん犯人は見つかり事件は解決するのだが、落語のようなしっかりとしたオチがあり、一気にこの本の世界に吸い込まれてしまった。
この「縄、綱、ロープ」が7つの物語で1番最初に持ってくることにも驚きでした。

#有栖川有栖に捧げる七つの謎
#有栖川有栖
#縄綱ロープ
#青崎有吾
#読書 #読書記録
#読書好きな人と繋がりたい
#シタッケ読書

いいなと思ったら応援しよう!