シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本…

シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本読んだり、お酒飲んだりしてます‼️

最近の記事

『あした死ぬ幸福の王子』

『あした死ぬ幸福の王子』飲茶 サソリに刺されてしまい、余命1カ月を宣告されてしまった、王子。死に絶望しながらも、1人の老人に出会い、ハイデガー哲学を学んでいく、哲学のお話。 哲学の本ではあるものの、ストーリー仕立てになっているので、面白く哲学が学べる。何より余命宣告を受けた王子は、最後どうなってしまうのか?どいうのがストーリー的な面白さである。 哲学の本を読んだのは初めてかもしれないけど、哲学の奥深い。本作より、哲学とは「考えられないことを考えること」だといっている。きっと過

    • 『フェイク・マッスル』

      『フェイク・マッスル』日野瑛太郎 第70回江戸川乱歩賞の作品。 また新しいミステリに出会ってしまったというのが率直な感想である。 簡単に内容を書くと、たった3カ月のトレーニングで人気アイドルがボディビルの入賞を果たしたのだが、短期間で出来る筋肉ではないと話題になり、薬物使用を疑われてしまう。そんな中、そのアイドルはジムをオープンすることになり、薬物疑惑の取材として、週刊誌の記者が潜入捜査をするといった感じだ。 アイドルの筋肉は本物か偽物か? 薬物は使ったのか? などの謎は最後

      • 『法廷占拠 爆弾2』

        『法廷占拠 爆弾2』呉勝浩 本の帯に書かれた名前“スズキタゴサク”で反応してしまった。前作の「爆弾」のなんか腹立つ犯人のスズキタゴサクが再び登場するのだ。 爆弾犯のスズキタゴサクが東京地裁で発生した籠城事件に巻き込まれるというのが今回の内容。 警察VSテロリストfeat.スズキタゴサクの戦いが始まるのだ。 最後まで読んだ感想としては、 「続編、、爆弾3、、あるな、、」 といった感じ。 さてさて、スズキタゴサクはどーなっちゃうのか? #法廷占拠 #爆弾2 #呉勝浩 #スズキ

        • 『QRコードの奇跡』

          『QRコードの奇跡』小川進 世界中の至る所で使われ、当たり前すぎて気にも留めないQRコードだが、作ったのは日本人であることを知らない人は多いのではないか? この本はデンソー社員がQRコードを作り上げる奇跡が書かれた、QRコード好きからすると教科書みたいな一冊なのである。 #QRコード好きと繋がりたい そして何より装丁がいいっ✨ 感動的なのはQRコードは特許をとっていないこと。パブリックドメインにすることで、ここまで世界中に広まったのだ。仮にも特許をとってしまうと、金銭的な

        『あした死ぬ幸福の王子』

          『Q eND A』

          『Q eND A』獅子吼れお 「デスゲーム小説コンテスト」大賞受賞作。 デスゲーム小説コンテストなんてあるんだなーと驚きつつ、本作では、早押しクイズ×異能力×デスゲームという、ジャンルのてんこ盛り作品。 展開は、早押しクイズに負けたら即死亡というシンプルなルールなのだが、そこに異能力が掛け合わさって、複雑になりつつも、ミステリ的な面白さが加わっていく為、面白さが格別になっている。 さらに、異能力の最上位能力はクイズの答えが分かるというチート級なものである。反則的な能力だが、他

          『原因において自由な物語』

          『原因において自由な物語』五十嵐律人 とある秘密を抱えた小説家が、とある理由で書くことになる小説。実はフィクションではなく、実際に起きている(小説内で)事件であることに気づくことになる。事件の真相が分からなければ、小説を書くことが出来ないのだが、、、、といったのが、大まかなあらすじ。 個人的には、小説家が出てくる小説が大好きである。 小説と小説内の小説が繋がっていたりしてると最高なのだ。 ちなみに本タイトルは法律関係の言葉「原因において自由な行為」から由来している。この「原因

          『原因において自由な物語』

          『プラスティック』

          『プラスティック』井上夢人 たまには壮大なネタバレをさせた投稿をしてみよう。 どうせこの投稿を見て、この本読んでみようと思う人はほとんどいないだろう。 物語は54個の文書ファイルが収められたフロッピイがあり、1つ目のファイルには向井洵子の日記が書かれている。 日記を読んでいくうちに読者はどんどん混乱していくだろう。図書館の登録カードを作ろうとしたら、すでに自分名義でカードが作られていたり、気づいたら部屋に図書館から借りられた本があったりと。。。 そして、ファイルの文章を次々に

          『プラスティック』

          『レッドクローバー』

          『レッドクローバー』まさきとしか 本帯より“家族が毒殺された居間で寛ぎ ラーメンをすすっていた一人の少女。彼女が家族を殺したのではないか。” このなんとも言えない不気味な描写を頭で描いていたら、本を読みたくてたまらなくなった。 #帯作った人すごい 東京で起きたヒ素による大量殺傷事件。この事件が起きた事により、過去に起こった灰戸町一家殺害事件が関係しているのではと思い出された。灰戸町の事件では、犯人は不明。 もうこの時点面白いわけである。 灰戸町の事件で殺害された家族のたった

          『レッドクローバー』

          『N』

          『N』道尾秀介 これまた珍しい本に出会ってしまった。 本書は6つの短編の様な構成になっていて、なんと読む順番は自由。 #なんじゃそりゃ そして読む順番によって、物語のかたちが変わるという。つまり720通りの読み方が出来てしまうという、とんでもない設計になってる。はたして720通りの読み方をした強者はいるのだろうか? 私はというと、1通りしか読んでません💦 #積読たまっておりまして さらに、この本は各章が上下逆さまに書かれて、本をひっくり返しながら読んでいくのだ。こういう設

          『国道沿いで、だいじょうぶ100回』

          『国道沿いで、だいじょうぶ100回』岸田奈美 毎度毎度、岸田さんの書く文章は面白くて嫉妬してしまうレベル。岸田さんによれば、日常の何気ないこと、面白いこと、辛いこと、悲しいことや嬉しいこと全てが文章のネタとなり、読者を楽しませてくれたり、感動させてくれたり、考えさせてくれる。 おそらくご本人も、文章にすることによって、人生を楽しんでいるのだろう。すごいな〜! って感じで、岸田さんの本を読むと、毎度同じような感想になってしまうのであった。。。 #国道沿いでだいじょうぶ100回

          『国道沿いで、だいじょうぶ100回』

          『成瀬は信じた道をいく』

          『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈 本屋さんの成瀬成瀬成瀬広告によって、すっかり成瀬中毒になってしまった。 「成瀬は天下を取りにいく」を読み終えてすぐに、続編である「成瀬は信じた道をいく」を購入してしまった。 何事にもハマりやすい人は2冊同時に買っておいた方がいいというのが、成瀬中毒者である私からのアドバイスである。 この続編では成瀬は大学生まで成長している。このペースであれば次回作は成瀬の社会人生活が拝める可能性があり非常に期待が持てる。 いつになるか分からないけど、次回作が

          『成瀬は信じた道をいく』

          『成瀬は天下を取りにいく』

          『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 今やどこの本屋に行っても成瀬成瀬成瀬成瀬成瀬で成瀬を避けては通れない。てなわけで、ついに成瀬を手に取ってみた。 その結果、、、成瀬にハマった、、、 成瀬という主人公にハマってしまった。 特別なミステリではないし、殺人や難解なトリックがあるわけではない。ましてや大どんでん返しなんてものもない。 では何が読者を魅了し、本屋大賞まで受賞しているのか? おそらく、主人公である成瀬あかりから目が離せなくなってしまうのだろう。 成瀬が何をするのか、成瀬

          『成瀬は天下を取りにいく』

          『イデアの再臨』

          『イデアの再臨』五条紀夫 これまた映像化不可能系小説! 主人公は自分が小説のなかの登場人物である事を自覚していて、この物語の世界では言葉、つまり文字が消えていく。 小説上ではその言葉の部分が空白になっていくのだ。 文章で説明するのが難しく、意味不明かもしれない。 まとめると、登場人物達によってこの実物の本が操られているのだ。 #もっと意味不明 言葉(文字)が消されていくので、最後は、、、 ネタバレしそうなのでこの辺で。 #イデアの再臨 #五条紀夫 #読書 #読書記録 #読

          『イデアの再臨』

          『正体』

          『正体』染井為人 一家惨殺の罪で死刑囚となった少年が脱獄し、様々な場所や職場に潜伏しながら話が進んでいき、最後にはタイトル通り「正体」にたどり着くストーリー。 ※以下ネタバレあります。 最後まで読むと分かるのだが、この小説のテーマは「冤罪」。 少年は潜伏しながらも、自身の無罪を訴える準備をしつつ、周りの人々を助けてきたのだ。最終章では助けられた人々が、殺人犯としてではなく、1人の人間として関わっていたことがよく分かる。しかし、殺人犯という肩書きは勝手なイメージを植え付ける

          『うんこの博物学』

          『うんこの博物学』ミダス・デッケルス 色々な本を読んできたが、世界のタブーをまじめに、そして面白おかしく書いてある本は珍しい。 本の購入動機なのだが、知的好奇心が100%といったところ。 うんこは人だけでなく、ほぼ全ての生物の共通の話題になる。 さて、この本はうんこだけでなく、おしっこやおならについても細かく書かれている。まるでトイレ内の出来事を、事細かく分析されているので、保健の教科書とも捉えることも出来るだろう。 但し、第10章の6「食糞の歴史」は注意して読んでもらいたい

          『うんこの博物学』

          『投資家みたいに生きろ』

          『投資家みたいに生きろ』藤野英人 投資家と聞くと株やベンチャーキャピタルやらなんやらを想像すると思います。私もそう思います。じゃあ、株買って儲けたいから、この本読んでみようと思う人もいるかも知れません。 しかし、内容はちょっと違っていて、タイトルにある“みたいに”という点がポイントなんです。 投資家として生きろではなく、投資家“みたいに”生きろ。 つまり、投資家の“考え方”をもって生きろっ感じなんです。投資家の考え方って、別に株とか投資してない人にもとっても大事だよねっ感じ。

          『投資家みたいに生きろ』