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子どもたちが主役。全校生徒1,100人の小学校で秋祭り。【移動式あそび場レポ】
こんにちは。まちのこ団です!
秋らしい晴天のなか、茨城県つくばみらい市の富士見ヶ丘小学校にあそびを届けてきました。
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つくばみらい市は、2006年に誕生した新しい街。つくばエクスプレス沿線にあることから、都心へのアクセスも良いため、ベットタウンとして注目されています。
そして、こちらの小学校、全校生徒なんと1,100人の創設4年目のとても新しく大きな学校でした!
その小学校のPTAの有志の方々が実行委員会を立ち上げ、開催へと繋げた今回の秋祭り。
開校した年から毎年開催されていた秋祭りも、新型コロナウイルスの影響で開催が見送られ、今回は3年ぶりの開催となりました。
一体どんなお祭りだったのでしょうか?
一般社団法人まちのこ団
まちで育つ子どもたちの”原体験を豊かにすること”をミッションに、主に茨城県内で活動をしています。ー主な事業ー▶︎プレイバス事業| 移動式あそび場づくり▶︎里山まるごとあそび場事業| 拠点式場づくり(まちのこベース)▶︎企画運営事業| 防災/地域コーディネート等
https://lit.link/machinokodan
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いつもの学校とはちょっと違う学校を楽しんでほしい
そんな想いが込められたこのお祭りでは、子どもたちが主役となり、子どもたちが楽しめる、学べるコンテンツが多く用意されています。
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「あそび防災プロジェクト」「SDGsカードゲーム」「高砂熱学見学ツアー」「ふれあいマルシェ」など多くのブースがあり、PTAの保護者の方々や学校の先生方ではなく、地域の企業や団体が多く参加していたのもこのお祭りの特徴です。
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黄色のTシャツを着ているのはPTAの保護者の方々で、黄緑のTシャツを着ているのは学校の先生方です。この日、保護者の方々は、マルシャのエリアのみ入場可能で、あとのエリアは運営側にでないと入れません。
これも子どもたち自身が自ら楽しみ、学んでいくためにPTAの方々が作った環境の一つかもしれません。
満を持しての参加となったまちのこ団
私たちまちのこ団は、2020年にお祭りへの参加のお誘いを頂いていましたが、残念ながらその年も翌年もコロナ禍の影響で中止になってしまい、今年文字通り満を持して出動の機会となりました。
お声をかけていただいた方とのご縁も深く、この日の実現がとても楽しみだったと、まちのこ団の団長こと増田大和も語っていました。
高学年の子どもたちは、グループを組んでみんなでどのようなコースでお祭りを周るかを計画し、低学年の子どもたちもグループを組み、そこに先生も付き添いながらその日1日をどのように過ごすかを決めていきます。
もちろん、全て計画通りに進むわけではなく、当日の子どもたちの発見や好奇心からコースの変更も多くあったようです。
また、コースの合間の時間を過ごすのにぴったりな場所となったのは、あそび場。
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自由に出入り可能なのはもちろんのこと、様々なあそびや芝生、ハンモックなど思い思いに過ごすことのできるコンテンツが揃っているこの場所は、気づけば多くの子どもたちが集う場になっていました。
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特に盛り上がっていた遊びは、昔あそびでした。
初めて遊んだ!と言いながら一生懸命けん玉をしたり、ベーゴマを回している子もいれば、お手玉をスイスイと投げて遊ぶ子もいて、子ども同士であそびを教え合うという場面もちらほらありました。
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高学年の子たちはベーゴマを回すのにチャレンジしています。
まちのこ団のプレイワーカーに巻き方、投げ方を教えてもらい、最後にはみんなで対戦が出来るほどまでに上達していました。
また、プレイバスの上に乗ってみたい!という声が子どもたちからあったので、早速子どもたちを車の上に乗せてみると、それを見た他の子どもたちも興味を持って気づいたら40人くらいの長蛇の列ができていました!
プレイバスは、あそび道具を運ぶだけではなく、プレイバス自体もあそび道具になる大きな機能を持っています。
このプレイバスが出来るまでも様々なプロセスを経てきたのもあり、このように子どもたちが遊んでくれる姿を見れると、とても嬉しく思います。
参加出来て本当によかったと思える瞬間
お祭り終了間際になってくると、子どもたちが「来年もぜったい来てください。」と声をかけてくれました。
3年ぶりの開催となった秋祭りに、こうして私たちも携わることができて、子どもたちにあそびを届けることが出来て本当によかったと思える瞬間でした。
PTA実行委員会の皆さんや学校の先生方、保護者に、地域の企業や団体、それぞれの視点から見る子どもたちの育ちや学びは様々あります。
子どもたちが思いきり楽しめるお祭りになるように、学校、保護者、地域、企業が一丸となって望んだ今回のお祭りは、子どもたちにどのような思い出になったのでしょうか。
これからもこの秋祭りやあの空間を懐かしく思い、「あの場にいた大人たちは普段どんなことをしながらまちで暮らしているのだろう」と、そこに暮らす人やまちにも改めて興味を持ってもらえるきっかけになっていればと私たちまちのこ団は思います。
私たちまちのこ団は、これからも地域の学校や企業、団体とコラボしながらまちで育つ子どもたちの原体験を豊かにすることをミッションに活動していきます。
(写真=まちのこ団/文=きこりん)