見出し画像

あなたはどの店推し?『米沢の唐揚げ』を食べ比べながら、おいしい唐揚げ店の秘訣を専門家に聞いてみた#米沢まちづくりラボ

山形県 米沢市は「米沢牛」が有名ですが、実は地元の方のファンも根強い【おいしい唐揚げ店が沢山ある街】だとご存知でしょうか?

5月18日に開催された第2回まちラボセミナーには、全国の唐揚げを食べ歩いて、からあげグランプリのスポンサーもしている会社の「油の専門家」が遊びにきてくださり、『米沢の唐揚げの食べ比べ』を行いました!

『米沢の唐揚げ推しMAP』をまとめてみたので、旅の楽しみや、今晩のおかずのお供にご活用ください!


『米沢まちづくりラボ』は、「米沢を圧倒的に面白いまちにしたい」というビジョンのもと、山形県米沢市を拠点に全国から知恵やネットワークを呼び込み、世界から注目される事業を生み出していくコミュニティです。直近では、定期的に県外から講師を呼んでセミナーを開催するほか、まちを盛り上げるための具体的なプロジェクトをどんどん創り出していきたいと考えています。


▼山形県は2022年に1人あたりの唐揚げを食べる量が全国1位らしい?


伊藤さん(司会):唐揚げを食べる前に、僕の友人でもあり、食用油のことを語らせたら日本で右に出る者はいない男!!!しゃんさんをご紹介させてください。

しゃんさん:こんにちは!普段は、株式会社Jオイルミルズという会社でコンビニの揚げ物の商品開発や油を活用した食品マーケティングをしている酒井と申します。「しゃん」という愛称で呼ばれていて、伊藤さんや先ほどの講演で登場したむらさんとは大手企業の中堅幹部が集う「大隈塾リーダーシッププログラム」でご一緒した仲間です。日本唐揚協会が主催している「からあげグランプリ」にもかかわっています。

唐揚げはじめ「ファンが離れないおいしい揚げ物」は、人の脳と油の関係が意外と根強いんです。

よくエレベーターで「この匂い、絶対ポテトをテイクアウトしてた人が乗ってたよね。うわー食べたい〜〜」となることはありませんか?実は、食欲をそそったのは「ポテトその物の匂い」ではなくて、脳が油の匂いを認識して「美味しいものにありついた!」と覚えているからなんです。マックのポテトや映画館のポップコーンは特に特徴的な匂いなのですが、このように油はマーケティングの手法としてしっかり活用されているんです。

まだまだ語ると止まりませんが、そのくらい油が人の食欲に与える影響に面白さを感じています。

伊藤さん(写真:左)・むらさん(写真:中央)・しゃんさん(写真:右)

しゃんさん:ずっと米沢に来るのを楽しみにしていて、山形って実は「2022年に1人あたりの唐揚げを食べる個数が全国1位」になっているんです!
山形県民は月に平均64個の唐揚げを食べていたらしいです(笑)

「全国から揚げ調査2022年」ニチレイフーズ調べ

しゃんさん:でも2023年は1位の座を北海道に奪われてしまい、山形は4位になってしまいました。これは今日皆さんと食べて、少しでも順位を上げねばと思います!

伊藤さん:言われてみると、米沢って唐揚げがおいしいお肉屋さんや居酒屋さん、多いですよね!今日は、油の専門家として全国の唐揚げを食べ歩いているしゃんさんが米沢にいらっしゃるということで、皆さんと一緒に唐揚げを食べていきたいと思います。本当は10種類くらい集めたいところでしたが、本日テイクアウトが可能だった4店舗の唐揚げをお持ちしました。
一緒に食べていきたいと思います。


▼米沢の唐揚げ4店!食べ比べてみた

谷山(レポーター):今日は、米沢市内の4店の唐揚げを集めてきました。「まちの美味しい唐揚げやさん」は、地方のだと”ひとつのまちに1店舗あれば嬉しいレベル”ですが、米沢は数店舗あるんです!

超個人的な感想ですが、食レポしていきます(笑)

ー米沢牛の色んな部位が揃う専門店!「肉のさかの」の唐揚げ

米沢牛の専門店の唐揚げ。衣がカリカリで、お肉はふっくら柔らかい。お弁当の他のおかずともケンカしないような優しい味で、王道の唐揚げです。

ー米沢牛もお惣菜もダブルで強い!「鳥勝牛肉店」の唐揚げ

こちらも米沢牛専門店の唐揚げ。にんにくの風味のほんのりスパイシーな味が特徴で、揚げたてはジューシーな肉汁が口の中にこぼれてきます!!!
ビールのつまみにもぴったりで、個人的には最推しでした。唐揚げの美味しさの秘訣が公式Instagramに載っていて、あのおいしさは「秘伝のタレ」が理由だったのか〜〜!と興奮です。

鳥勝牛肉店「大人気!唐揚げの美味しさの秘密」
1、一口サイズに切った鶏ももを鳥勝秘伝のタレにじっくり漬け込みます
2、小麦粉でおいしさを優しくコーティング
3、170度のたっぷりの油で約4分揚げます
4、みんな大好き唐揚げの出来上がり👍

鳥勝牛肉店 Instagramより

ーガツンとゲンコツサイズw「お食事処 山翠」の唐揚げ

山形大学の近くにあり、学生にも人気の定食屋さん「山翠(さんすい)」の唐揚げ。オリジナルのパリパリサクサクの特製衣は、辛味のあるチーズのような風味がして山翠のおいしさを引き立てます。しかも1個がゲンコツサイズの大きさで、出てきた時には漫画のようでびっくりしました(笑)食べ応え抜群です。店内では「唐揚げ定食」、テイクアウトで唐揚げ単品を楽しめます。

ー隠れキャラ:鯉屋さんが営む「鯉の六十里イオン米沢店」の唐揚げ

「鯉」を食べる伝統がある米沢で、鯉料理の有名店「鯉の六十里」が作っている鶏の唐揚げ。鯉の六十里の本店では販売しておらず、イオン米沢店のお惣菜屋さんでゲットすることができます。米沢の唐揚げ好きの方に教えてもらって、今回初めて知りました。今日のおかずにもう一品買っちゃいたくなる美味しさです。


▼油の専門家視点!「おいしい唐揚げ店の共通点」と「おいしい唐揚げを揚げるコツ」

伊藤さん:色んな唐揚げ店がありますが、全国で食べてきたしゃんさん的に「こういう唐揚げ店はおいしいこと間違いなし!」というポイントはありますか?

しゃんさん:おいしい唐揚げの条件は、お肉の素材が良くて、揚げる人の腕が良ければおいしくなります。なので、お肉屋さんが営業している唐揚げはおいしい確率が高いですね!今回でいうと、さかのさんと鳥勝さんは、お肉屋さんだけあって、肉そのものの味がしっかりしていて美味しいという印象を受けました。山翠さんと六十里さんは、飲食店としてそれぞれの特色をしっかり活かした味付けが魅力的と感じました。

伊藤さん:しゃんさんも支援している全国規模の「からあげグランプリ」にも、米沢から応募があればいい勝負できますかね?

しゃんさん:間違いなく入賞してくるお店が出てくると思います。実は、山形県は唐揚げをたくさん食べているにもかかわらず、「からあげグランプリ」への応募が少ないんです。地域おこしの観点も含め、ぜひ積極的に応募してほしいです。

参加者:油の観点からは、おいしい唐揚げ店の共通点はあるものですかね?

しゃんさん:いい質問をありがとうございます!油もとても関係します。全国のおいしい唐揚げ店の油は、ラーメンと同じ原理で、油を育てているんです。鶏の骨からけっこう味が出るので、敢えて新しい油に交換せずに、油を育てているお店が多いです。

参加者:でも、同じ油を使うとすぐに酸化して色が悪くなったりしませんか?

しゃんさん「へこたれにくい油」を選んで育てるのがおすすめです。
キャノーラ油を始め、オレイン酸多めの油は加熱に強くて油切れも悪くなりにくいので、育て甲斐がありますよ。唐揚げマニアの方がいたら、ご家庭でも油を育ててみてくださいね。

質問した参加者に、サプライズで自社の油をプレゼントするしゃんさん(笑)
このイベントのために、事前に米沢へ油を何本も送ってくださり、
それぞれの油を解説してくれるなど、会場は大盛り上がりでした!

▼米沢「唐揚げMAP」をまとめてみた!(追記募集)

谷山:今回、食レポしてきた以外にも米沢市内で推しの唐揚げ店は他にもあります!ローカルなお肉屋さんやご飯屋さんの唐揚げって、その地域で昔から愛されてきた味を一緒に共有できた気がして、見つけるとつい食べちゃうんですよね。この機会にまずは数店舗ですがGoogleマップにまとめてみました!

🍗 米沢 唐揚げMAP 🍗
https://maps.app.goo.gl/duQFNGQuXy1nG75F8

米沢の方に「推しの唐揚げ店」を聞くと、人それぞれあるので面白いなと思っています。「このMAPに載っていないけど、ここおすすめだよ!」というお店があれば追記していきたいので教えていただけると嬉しいです。

米沢は「牛だけでなく、鶏肉も含めて食文化が豊富!」をアピールしていきましよう!

米沢に旅行にいらっしゃる方は、こちらのMAPをぜひご活用ください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!


まちラボの活動日記をnoteに定期的にあげていきたいと思いますので、
noteの「♡スキ」ボタンで応援いただけますと大変嬉しいです。

これからもよろしくお願いいたします!


【まちラボ事務局 谷山 :norika.taniyama@machilab-yonezawa.jp】


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?