読書推せん文コンクールの書き方を教えてください(by小学生)
「教えてください」シリーズも3回目。マンガ感想文コンクール、映画感想文コンクールに続き今日は「読書推せん文コンクール」です。
募集期間は、2024年9月13日(金)まで。もう少し時間があるから、書いてみるのもいいんじゃないかな! 文字数が250~300字だから、チャレンジしやすいよ。
Xの方では、6月にポストしていたのですが、noteは今日になっちゃった。たしかこのポストをしたのは、全国紙に一面広告が載っているのを見た日だったと思う。このコンクールがはじまって4年目なんですね。
読書推薦文は、読書感想文と違って、「感想」を書かなくていいので気が楽ですよ。それに、誰に伝えようかなってイメージしやすいので、書きやすいってメリットがあります。
クリエイティブなライティングについて、グローバルな視点で記事を書かれているfinditsさんを紹介します。諸外国には読書感想文という取り組みがあまりなく、とにかく本を読む、書くとしたら要約(サマリー)か書評(レビュー)とのこと。
素敵ですね。すごくよく分かります。
わたしの読書感想文講座でも、感想がなかなか出てこない子には「この本をもし誰かにおすすめするなら、なんて言う?」と声をかけたりして、その子の考えを聞いていくからです。
感想文と推薦文はちょっと違う。
ここ、大事なポイントです。
そんな切り口で今回の記事をお届けします。
日本では50年ほど「読書感想文」に取り組む流れになっていたので、読書=感想文、というイメージが強いのかもしれませんね。そのことについては、骨しゃぶりさんのブログがとても興味深いです。
よーし、さっそく読書推薦文、やってみよー!
本はなんでもOK
ほとんどの本がOKなんだって。「出版されている本」というのは、紙に印刷されている本ってこと。主催者ページを見てもらえばわかるけど、電子書籍でも、紙の本を電子化したものならいいそうです。
書店や図書館、家の本棚にある本なら新しくても古くても大丈夫!
さあ、みんなはどれにする?
まちか先生は、これ♡
(たぶんみんなが推せん文を書くのにあまり参考にもならないと思う)
(でも等身大のまちか先生で記事を書きます)
”書きたい本”を選んだとき、なんでこれにしようと思ったかを自分のなかで考えておくといいよ♪ 考えるっていうのは、「言葉にする」ってこと。もうちょっと大人向けの言い方だと「言語化」って感じかな。
まちか先生がこの本にしようと思った理由は、自分自身がすごく助けられたからです。
うん、みんなも、誰かにおしゃべりするように、この本が好き!とか、これたまらん!とか、すっごくためになった!とかをメモしてみよう。
文字数が少ない!
これ、めっちゃよくない? まちか先生、読書推せん文コンクールの魅力って、この、文字数の少なさだと思うんだ。
250字~300字。
なにこれ書きやすい♡
そして実は、文字数をしぼることで、何を書くべきかが見えてくるんだよ。何を書くか選ぶしかないもんね。そう、これってヒントになる。まずね、あらすじは書けません。書いちゃったら、あっという間に文字数埋まって、他のもっと大事なことが書けなくなっちゃう。
じゃあどうしたらいいの?
少しくらいは説明した方がいいんじゃない?
そう思ったあなたは大正解です。あなたが選んだ本がどういう本なのか、ざっくりと一言で説明すると、紹介される人にとって親切です。お友達に紹介する時のことを想像してみて。「ねえねえこれ!超おすすめだから読んで!貸すから!」って言われたら、どうする?
お友達だから、よく分からなくても差し出されたら受け取るかもしれないね。しかーし、読書推せん文だったら、どうかな? 見ず知らずの人に「とにかくおすすめです!」で伝わると思う? ちょっと無理よね……。
少ない文字数のなかで、どうやって本を説明するか。書いた方がいいのは、本の概要です。ヒントになるのは、出版社サイトとかAmazonとか。ここでさっき、まちか先生があげた、紹介したい本を例にします。
商品の説明欄にある文章です。
もちろん、自分で概要を考えてもいいんだけど、どんなふうに書くのかなって迷ったら、出版した側(著者や出版社)のPRを参考にしよう。著者プロフィールも使えるよ。(使うっていうな)
まちか先生が推せんしたいこの本だったら、こんなふうに短めて紹介するかも。
▲あらすじではなく概要を書こうねって、この記事でちょっと詳しく解説してます。気になったら読んでみてね。
誰におすすめする?
これがいちばん大事なポイントです。
あなたがおすすめしたいと選んだ本、誰に紹介しますか?
「あの人」それが思い浮かんだ人は、その人に向けて書こう! 思いつかなかった人は、自分と似たような気持ちの人に向けて書こう!
それ、どういうことって思った?
あなたが惹かれた本は、あなたと同じ興味を持っている人だったり、あなたと同じ悩みをかかえている人だからです。別の言い方をするなら、この本をまだ読んでない頃の自分に向けて書いてみよう、って感じかな。
そう考えたら、おすすめしやすいんじゃない?
書いてみた!
ということで、書いてみました! ちょうど300字です。ギリギリの文字数まで使おうとするところがライターの性(さが)ですね……。
例文をあげるなら、このコンクールの対象年齢である、小学生&中学生になじみある本を選べばよかったんだけど……。好きな本を選んじゃいました!
だって、このコンクールって、おすすめしたい!と思う自分が主体でしょう? だからわたしも自分がガチでおすすめした本にした方がいいんじゃないかなって思ったのです。
みんなも、自分らしく書いてみてね♡
他のコンクールについての「教えてください」シリーズはこちら……⬇️
▼映画感想文コンクール
▼マンガ感想文コンクール
▼読書感想文コンクール