リレーコラム #9「良い子ちゃんも悪い子ちゃんも、ぜんぶ、君だよ。」
「ママ、なんでそれにしたの?」
「かわいくないよ?」
「かえたほうが、いいんじゃない?」
3歳になったばかりの息子が、朝ごはんを頬張りながらのファッションチェック。ずいぶん大人っぽいこと言うようになったなあと驚いたと同時に、当たり前だけど、こどもは自分とは別人格なのだなぁと改めて気付かされました。出産した時も同じように思ったけれど、成長するにつれてそれをより強く実感しています。
コロナ禍と同時に始まった、育児と仕事生活。
自分たちの生活にフィットしたバランスを、常に模索していて、今も変化し続けています。
働く親あるあるですが、「もっと働きたい」と「今しかない家族の時間を堪能したい」、そして「持続可能な体力維持」のせめぎ合いの日々です。それは、私の中の「仕事の私」と「母や妻」「私自身」といったroleバランスのせめぎ合いでもあります。
保育園の先生に息子の園での様子を聞くと、とっても「いい子ちゃん」をやっているようです。それは、家では想像できないくらいの「いい子ちゃん」。きっと小さい息子も、それぞれの場面でそれぞれのroleを形成していて、それが重なり合って「個」を形成しているのかな、なんて思います。
これを書いている2週間前、息子が久しぶりに風邪で発熱。
息子は0歳から”熱出しボーイ”として有名でしたが、2歳半ころから格段に発熱回数が減っていたので油断していました。そして、その翌週にはしっかり両親ともに風邪をもらい、私は1週間寝込みました。今回は遠方から実母と義母のWばあばが応援に来てくれて、なんとか凌ぎましたが、サポートがあるってこんなにも楽なのか!と痛感。これは、私たちのroleの一部をアウトソーシングしたってことだと思うのですが、楽する・楽しむ方法のヒントをもらったと同時に、私も夫も、そして息子も、日々本当に頑張ってるんだな、と当たり前のことに気づく機会でもありました。盛大に、自分たちを褒め称えようと思います!
小林 藍
販促・VMDスタッフ
家族構成:夫(鍼灸師・アーティスト)・長男3歳
【質問】
Q1.忙しい毎日、どうリフレッシュしている?
毎朝食べるパンをこねてます。(時間がない時はできないけど)
力を込めて、生地を投げつけ、捏ねる、がリフレッシュになっているかも?
尚且つ、美味しい朝食にありつけて、安心食材で節約にも繋がるのでおすすめです。
Q2.子育て中に使ってよかった施設やサービス、教えて!
COOPさっぽろのトドックステーション!
雪の日も無料で遊べるありがたい設備です。
Q3.あなたにとって「子育てしながら働きやすい職場やまち」
寛容さ、かな。
札幌はすでに、子育てしやすくて助かります。
東京23区から遊びに来た子連れの友人も、「北海道の人ってなんでこんなに親切なんだろう!これは子育てしやすいわ!」と感激していました。
道外から移り住んだ私にとって、北海道弁の「○○ささった」(自分の意思に反して何かが起こった)という表現はいまだに新鮮です。大自然を前に、どうにもできない人間のちから、転じて「まあしゃあないよね」といった「おおらかさ」が街の寛容さに繋がってるのかなあ、と思います。
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