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ビーチクリーンに参加して感じたこと

先日、ビーチクリーンに初参加した。
2日前に会った友達に誘われて、すぐに行きたくなった。
中1の娘を誘うと、行ってみたいと言うので二人で申し込みをする。

集合場所で待っていると、知っている人もいて、びっくり!
学生を中心としたボランティアグループで、大人よりも子供や学生の方が多い。

参加者の方が「ここはしばらくやってなかったからひどいと思う」
お話を伺いながら海岸におりていく。

想像以上に現実はひどくて、ごみの量にびっくりした。
ペットボトルや鉄くずなんかもあるんだけど、それより多いのが発泡スチロールゴミだった。
波にもまれて細かく砂粒サイズになり、岩の隙間にぎっしりと詰まっている。

発泡スチロールが細かくなったものが至る所に

マイクロプラスチック問題について、知ってはいたが、この砂粒サイズのプラゴミが海中に大量にあると思ったら、胸が苦しくなった。あとから調べてみたら、すでに世界の海に存在していると思われるプラスチックごみは合計で1億5000万トン。そこへ年間800万トン以上があらたに流入しているらしい。

20人以上のボランティアの方々と1時間半、ごみを拾った。
ものすごい量のゴミが集まったが、「拾っても拾っても拾いきれない」感覚がわたしに残った。こんな世界になってたんだ。

絶望という側面もあるけれど、今回は娘と参加したことで、新たな気付きもたくさんあった。そして何より一緒に参加できたことが嬉しかった。
もくもくと海のゴミを拾い続けた娘は、何を感じたのだろう。

帰りの車の中で、「学生が中心になってボランティア活動していることに、とても驚いた」と嬉しそうに話してくれた。
ボランティアはおじいちゃん、おばあちゃんがするものだと思っていたらしい。参加者の学生さんたちは、やさしくて眩しくて、すごくいい影響を与えてもらったんだなと思った。

未来は明るいんじゃないか

根拠はないが、きっとそうなると思う。
それしか考えられない。
こんなに素晴らしい若者がいて、未来が良くならないわけない。

人間にはものすごいパワーがある。
海をごみだらけにしたのは人間だけど、未来をよくできるのも人間だと思う。一人一人が自分の内なる力を信じて、自分を生きれるようになったらいいなと思う。

思春期の子供を育てていて、わたしは子育て失敗したんじゃないか、とよく思ってしまう。でもさでもさ!それでもいいやん!失敗とかないよ!って、なんでか思えた、そんな一日でした。
行き詰まってる人も、そうじゃない人も、ピンと来た時がその時。




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