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【演奏家のための相談室】自分の演奏に自信を持つには?


こんにちは♪

今日はコーチングセッションで
いただいた質問に
お答えしていきたいと思います。



フリーランスの演奏家として
活動しているHさんからの質問です。

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自分の演奏に自信が持てません。

お客さんにというよりは、
一緒に演奏する共演者に
「下手」とか「音が汚い」
などと思われているのでは...。
と気になってしまって
リハーサルでも音を出すのが怖いです。

自分の音や演奏に自信を持つには
どうしたらいいですか?
ーーーーーーーーーーーーーー

質問ありがとうございます。

このお悩みはプロアマ問わず
実は結構多くの人が抱えている
悩みなんじゃないかなと思います。



質問者のHさんの話を聞いていくと

「自分の音がもっと綺麗になれば...」
「自分の演奏に自信が持てれば...」

とおっしゃっていました。


多分同じ悩みを抱える
多くの人もそう思うことでしょう。


そして
そもそもの基礎からの演奏技術を
見直していったり

レッスンに行って新しい方法を学んだり

管楽器だったら
マウスピースやリードの見直し
なんかを試行錯誤していくことと思います。


ですが、
心理学的に見ていくと、

実は
この問題の解決の糸口は、

「自信を持つ」

というところとは
別にあります。



このお悩みを一言で言うと

『共演者の目が気になる。』
(この場合「耳」ですが笑)

『共演者に自分の音や演奏を
ジャッジ(評価)されている気がする。』

というところですよね。


これは

「共演者に何を思われていても
気にならないくらい上手くなって
自信をつければ良いんだ!」

という話なのかと
思いがちですが、

実は
自分の演奏の良し悪しや
自分に自信があるないには
あまり関係がないと言えます。


去年の暮れにクラリネット奏者の友達を撮影しました♪


そもそも「自信」とは?


あなたにとって「自信を持っている状態」ってどんな状態ですか?

以前の私が思っていた
「自信を持っている状態」というのは、

自分で納得のいく演奏ができた経験、
評価、賞、オーディションの結果、
人から褒められた認められたこと、
仕事をいただけること、、、、などなど

まとめると
自信とは『結果を出したから持てるもの』だと思っていました。


(もちろん練習量なども自信がつく一つの要素になってくるのですが、
本番で力が発揮できなければ意味がないと思っていました。)


だからこそ
結果が出せるように頑張ってきたし
結果が出るまで頑張ろう、頑張らなければ、
と思ってやってきた部分もあります。

それがある意味「音楽を続けてこれた」
理由の一つでもある気がしています。


でも、外側の評価や結果ばかりを求めて頑張るのには
疲れてしまいました。




では、自己肯定感とは?


心理学を学ぶ中で
知って良かったことの一つが
【自信と自己肯定感の違い】です。

私は学んで4年目になる
人生に役立つ実践的な人間心理学である
「センターピース」ではこう定義づけています。

【自信】
結果や優秀さによって得られる自己承認のこと

対して

【自己肯定感】
意欲や気づきによる自己承認のこと

これは「私は素敵な人だ」という感覚のことで、
結果や行動、他人との優劣に関係なく得られている
「私は素敵だ」という自己評価のことです。


この自己肯定感を満たさないまま
自信ばかりを高めていくとどうなるか?というと、

「自分はダメだ」「自分は価値がない人間だ」
という自己否定感を原動力に行動することになるので
こんな問題が付き纏うことになります。

・人からの評価に振り回される
・劣っている人、努力していない人を見下す
・結果や人に認められることに対して執着する
・常に優秀でいなければいけないプレッシャーがある
・一緒にやる人へ高い基準を求める
・近い関係の人に厳しくなる
・自分が劣ってしまうという恐怖が常にある
・追い込んでいるのでイライラしやすい
・否定されると傷つきやすい
・特別でいることに価値があるので人とつながる感覚を持ちにくく、孤独を感じやすい
・追い込んだ後に燃え尽きる


あなたはいくつ当てはまりましたか?
以前の私はほとんど当てはまっていました(笑)

「自分はダメだから」という自己否定感を元にすると
どれだけ生きづらさに繋がっているのかがわかりますよね。。。

それが!

「私って素敵だな」という自己肯定感を満たした上で
自信(=自己効力感)を持つことで、

グングン積極的に行動できるようになり
夢や目標が叶いやすくなるのです。


自分のダメなところ
足りないところばかりに目を向けて
厳しくすることこそが「自分と向き合う」ことだと
思って過ごしてきた私にとっては、

これを理解した時には、
目から鱗100%!!でした。




じゃあ、自己肯定感を満たすにはどうすればいい?


自信と自己肯定感の違いについては
わかっていただけたでしょうか?

まずは、自己肯定感を満たすと
燃え尽きたり結果に執着したり人の評価に振り回されたりせずに
「喜び」「楽しい」「充実」「面白い」などの感覚を持ちながら
自信をつけるための行動や
夢や目標を叶えるための行動をしていけるということです。


じゃあその肝心な自己肯定感を手に入れるには
どうしたらいいかというと、、、

先に書いたように

【自己肯定感】とは、
意欲や気づきによる自己承認のこと。

これは「私は素敵な人だ」という感覚のことで、
結果や行動、他人との優劣に関係なく得られている
「私は素敵だ」という自己評価のことです。


ということで、

”意欲や気づきによる自己承認”
これをすることで満たされていきます。

『意欲』と『気づき』


要するに、

自己肯定感は
【ねぎらうこと】によって
満たされ、育まれていくのです。


ポイントは
「結果を褒める」のではなく(!)
『意欲』や『気づき』をねぎらう!


意欲というのは、
「やろうとした気持ちがある自分」のことです。

「意欲があるね」
「やりたいという気持ちがあるね」
「よくなりたい気持ちがあるね」
「向上心が高いね」
「改善したい意欲があるね」

ということです。

この「意欲がある自分」って素敵じゃありませんか?


そして
『気づき』とはそのまんまですが
「気づいた自分」のことです。

「やらなきゃいけないことに気づいたね」
「忘れていたことに気づいたね」
「気づけたことが素晴らしい」
「気づいてえらい」

なぜ大事かというと
どんなことでも全ては『気づくこと』から始まるからです。

逆に『気づかなければ』何もできないのです。

日常の些細なことから
練習しなければいけないこと
アンサンブルでの調和や違和感
楽器の調子
会場や環境や湿度気温などの状態
自分自身の体調などなど

気づけたから動ける。
気づけたから改善できる。

多くの人は
「気づいたからって結果に繋げられなければ意味がない」
と自己否定に繋げてしまいます。

ですがそれだと
いつまで経っても追い込みや燃え尽きから逃れられません。


自己肯定感を満たして自信を持って
自分らしく楽しく演奏していくためには、

まず
『気づいたこと』
『意欲があること』
に目を向けて、

ねぎらっていきましょう♪

ここまで読んでくださった
意欲のあるあなたが素敵です^^


では、また♪


妖精みたいでかわいい〜


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いわむら まりこ
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