ひとりの空間は好きだけど、完全にひとりぼっちはつらい
一人暮らしをしていたときに痛感したことがある。
それまでのわたしは、一人が平気なタイプ、むしろ一人になれる時間がないとダメなタイプだと思っていた。
しかし、誰かがいる家の中に一人でいることと、完全にひとりぼっちでいることは別物だと気づいた。
わたしは、人の気配がするところに、敢えて一人でいたい。
周りにこの気持ちを共感してくれる人はおらず、これってわがままなのかな?と数年間モヤモヤを抱えていた。
しかし、先日読んだ本の中に全く同じ悩みが書かれていたのだ!
その本は、脳科学者の中野信子さんと内田也哉子さんの対談を書籍化したもので、『なんで家族を続けるの?』というなかなか衝撃的なタイトルの作品だ。
その中で、内田さんが”人恋しいのに少し遠くにいてほしい”と中野先生に相談をしていた。
中野先生はこれに対して、”ひとりの空間を確保したい。でも、孤独は嫌だ。というダブルバインドは不安定で不快かもしれないが、実はヒトの特徴でもある”と説明し、人は集団でいるストレスと、孤独でいるストレス両方抱えながら生きていると説明していた。
この回答を読んで、そっか、わたしの悩みっておかしいことじゃなかったんだ、とちょっと心が軽くなった。
学んで知識を得ることは心を落ち着かせるな。
だから、わたしは本を読むんだな。
少しでも、安心して生きてくヒントがほしくて。
そのくらい、生きてくことに怯えてるんだな〜。
地図も持たず、取説も読まずに感覚で進められる人が羨ましいけど、もうそんなの諦めた、今世では無理なんだ〜。
これからも、小心者らしくちびちびと歩みを進めよう。。。
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