ダンボール?否、暖ボール
最近、知り合った素敵な方、神村酒造のようこさん。那覇の名店オニノウデで2回連続席が隣りになった。我ながら幸運すぎだと思う。
南大東のラム酒グレイス・ラムの金城さんをお互い知っていたという縁もあって話が弾んだ。
ようこさんはとてもフレンドリーで明るく、そしてやさしい方だ。好奇心旺盛で、出会った縁をたいせつにそこから様々なイベントを企画し、実行している。
そんなようこさんからぜひ、飲んでみて!と伝授されたお酒、ダンボール。名前を聞くと「?」と首をかしげてしまうだろう。
これはようこさんの酒造所である神村酒造の看板商品泡盛「暖流」を炭酸で割ったものなのだ。
ウィスキーの炭酸割りはハイボール。
泡盛の炭酸割りは泡ボール。
中でも神村酒造の泡盛暖流で割ると暖流ハイボール、略してダンボールと相成るのだ。
シンプルだけどユーモラスでかわいい名前で、何だかようこさんらしいお酒だと思った。
ここ、那覇の名店オニノウデで提供されるダンボールは、自分では真似できない高い技術で作られている。わたしは実際、年末に神村酒造の泡盛“尚”でチャレンジしてそれを痛感した。
因みにオニノウデのダンボールはようこさんも絶賛していた。酒造所のお墨付きだ。
オーダーを受けるとオニノウデの佐久川さんは炭酸と氷をマドラーで目が回るほど早くステアする。これが真似できない。
こうしてマイルドに融合した炭酸と氷にキュイっと暖流を流し込むのだ。
この爽やかながら強烈な味わいといったら。
しゅわしゅわっと暖流が口の中で弾け、鼻腔いっぱいに香りが広がる☆
普段、泡盛はお猪口でチビチビ嗜む派のわたしも「暑い日の一杯目は絶対ダンボールだ!」と一瞬で心に決めたくらい、うまい!
自力で作れないことが発覚したのでオニノウデで楽しむか、今度佐久川さんにおいしくつくる秘訣を聞いてみようと思う。
わたしの思い込みをぶち壊してくれた、ありがたい人、ようこさん。
またどこかでお会いしたい。楽しみだ。
※名店オニノウデについてはまた別で記事にします