【限定3週間那覇で生きる】大好きな街での何でもない一日⑤
2023年10月、3週間那覇に滞在しました。
途中、南大東・北大東・座間味・久米島にそれぞれ3〜4日行ったのですが、こちらでは那覇滞在の部分だけを記していきます。
こちらのフォルダにまとめていますので、ぜひ他の日もお読みいただけますとうれしいです
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カーテンを開けると今日も抜けるような青空に迎えられる。
大好きな洗濯をしながら朝食作り開始。
恒例となりつつある、もずくと適当野菜で作った雑炊で朝食を済ませた。
さて、今日は何をしようか。
何もしないことを目的にする旅、というのはなかなか難しい。気がつくとこんな事を考えているのだから……。
取り敢えず、すぐに出かけることはできないことが判明。その理由は……今履いてるパジャマのスボン以外、全てのスボンを洗濯してしまったからだ。
スボンが乾くまではゴロゴロするとしよう。
なんかおもしろそうなイベントないかなと、ぴらつか暦を開く。沖縄県内外で行われるイベント情報が掲載されているサイトだ。今回の滞在中に足を運んだイベントのいくつかは、このサイトで見つけた。
まーちゃんこと、小波津正光さんが浦添市にあるてだこホールで講演会を行うとのことだったので聞きに行くことにする。
まーちゃんは、沖縄の基地事情の不平等さに正面から向き合いつつも、その現実をまーちゃん流のちょっと皮肉な笑い、という切り口で表現している。
わたしはこれもまた表現の知恵、とまーちゃんを尊敬し応援している。
さすが沖縄の日差しはすごい。バルコニーに干されて風に揺れていたズボンはもうバッチリ乾いていた。
取り敢えず泊高橋まで歩く。私は徒歩か公共機関を使うしか移動手段がない。今日はバスでおでかけだ。
本島北部へ向かう時はとまりん前にある泊高橋というバス停に行けば、だいたいはなんとかなる。
のだが、浦添市美術館へのアクセスには適してなかったようだ。
ご参考までに
結局、58号線沿いのバス停でバスを降り、そこからは、てくてく内陸に向かって歩いた。
30分くらい歩いたような………。せっかくなので気に入りのタコス屋トルティーヤでタコスを食べて向かう。
まーちゃんのトークは等身大で楽しかった。
芸人という不安定な仕事をしながら家庭を築き、子を育てるまーちゃんの育児論はなかなか潔く、力強さを感じた。同じこと言える親御さん、なかなかいないだろうなと感心した。
トークの後は、美術館で目を養おう。
浦添市美術館は螺鈿細工に力を入れている。螺鈿細工好きの私にはたまらない場所だ。
他にお客さんもいらっしゃらなかったので、じっくり角度を変えながら、螺鈿細工の風合いが角度によって変化するのを心ゆくまで楽しんだ。
螺鈿細工はその昔、琉球王国時代やその前の三山時代に沖縄に大きな富をもたらした工芸品だ。
「夜光貝の盃で酒を飲んだ」という記述が枕草子に出てくる。ちなみに夜光貝は沖縄近郊でしか採れない。
ということは……何百年も昔に夜光貝は日本やアジア諸国に渡り、その美しさは津々浦々で愛されていたということのだ。感慨深い!
ぶらり浦添旅を終えてバスで那覇に戻る。一旦宿でダラダラした。暑い中を結構歩いたので、少しバテ気味だ。
今日は那覇祭り最終日なので、夜の花火を見に行く。花火の開始はなんと20:30。
しかも打ち上げは10分間。サッと打ち上げ、サッと終わる。いいではないか。
那覇祭り期間中は、ゆいレールが山手線レベルの間隔で運行されていた。祭りへの気合を感じる。沖縄のこういうとこが大好きだ。
ちなみに明日は平日。学校がある日。
だけど、子どもたちもたくさん来ていた。みんな、明日起きれるのかな?