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北大東で朝日を迎え、夕日を見送る

朝日と夕日、どちらも見ることができる。
これが北大東のすごさ!

離島旅の醍醐味だと思っている。

普段の生活で朝日を迎え、夕日を見送ることはなかなかない。
残念ながら、太陽は勝手に上がり、仕事が終わる頃には静かに沈んでる。

北大東にいると太陽を一日に何度も見る。
いつも太陽と共に過ごしていた。

眩しいし、それなりに暑いのだけど。
日焼けもしたし。
だけども一日の流れに太陽が大きく影響していた。

私の理想生活。太陽と共に起きて眠る。
北大東の生活は限りなく理想に近い。

海に沈む太陽
サトウキビ畑を照らす朝日

北大東はサトウキビの島だ。
島のほとんどがサトウキビ畑で占められている。
島の中に製糖工場もあって、収穫期になると甘い香りが漂う。

今年は台風の影響を受けず豊作らしい

北大東の歴史は、沖縄の他の地域と少し異なる。
歴史は浅く、八丈島から来た開拓民が島を切り拓いてまだ120年ほど。
とても新しい島なのだ。
琉球王国時代、北大東は認識されていたものの、まだ人は住んでいない無人島だった。

開拓したのが八丈島の人だったため、文化・風習が独特だ。江戸と琉球が混ざり合っていると言おうか。

これについては、うふあがり・人と自然のミュージアムで学ぶことができる。

目で楽しめる展示が多いため、予想以上におもしろい
開拓民はこの断崖絶壁をよじ登って上陸したらしい
沖縄では珍しいこんぴらさん

北大東の隠れた名産はじゃがいも。かぼちゃも同様に。

沖縄以外でじゃがいもとかぼちゃができない真冬に収穫される。時期外れの収穫は大変重宝されて、京都の料亭や銀座の高級料理店で引っ張りだこらしい。

気になって調べてみると真冬の首都圏で売られているかぼちゃの殆どはメキシコ産だった。
生協で沖縄本島南部や南大東で採れたかぼちゃが売られていたが、メキシコ産と比べて価格が高かった。
地球の裏側から届くかぼちゃの方が安いのか……と複雑な気持ちになったが、それだけ貴重でおいしいってことだ。

私は北大東のかぼちゃチップスが好きで好きで、見つけたら買い占めたいほど好きだ。
見かけたら絶対に買うことをオススメする。

そして必ず、私に「ありましたよ」と教えて下さい。私も買いに走ります。本気です。

北大東では名産のじゃがいもで焼酎を造っている。ぽてちゅうという名のかわいいい焼酎。
「ぽ」と大きく書かれたお酒のラベルもかわいい。
沖縄県内唯一のじゃがいも焼酎。レア。

南大東のラム酒コルコルと北大東のぽてちゅうがお土産屋さんでは並んで売られている。
どちらも珍しく美味しいお酒なので、ぜひお試しを。

旅を終えて……

2年連続北大東へ行ったが、飽きることはなかった。
飽きるどころかますます好きになった。
「一度は行ってみたい島」と言う人は多いが、実際に足を運ぶ人は少ない印象。

確かにコストはかかる。たけどもその分、経験に跳ね返ってくるリターンも大きい。

私は次回、絶対にフェリーに乗る。
ゴンドラで上陸するんだ。

みんなも北大東へぜひ行ってみて!
絶対に楽しいから。


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