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【沖縄の人】株式会社ただしー
沖縄に住んでいる友人で、みんなに自慢したい兄さんがいる。
▶ただしーって誰?
恐らく本業は健康茶や化粧水の開発と販売。
だが、その傍ら現在は台湾料理屋の助っ人+たい焼き職人をしている。
かと思えば、南大東島のラム酒(コルコル)とトウモロコシの天ぷらを売っていることも。
本業を忘れるほど、いろいろな所で活躍している。
この兄さんを、文中では敬意を込めて“ただしー”とお呼びしたい。
ただしーのビジネスセンス
ただしーは、とにかくいろいろな分野の方から「ちょっと相談にのってくれない?」と声がかかる。
アイデアマンなのだ。
何が売れる?どうやったら売れる?
常に考え、思いついたことを形にする。
その時のただしーは真剣な顔をしている。
様々な分野で助っ人してきただけに、経験が豊富。人脈も広い。
そこにただしー独自のアイデアとセンス、実行力が伴うのだから、引く手あまたなのは当然だ。
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■ただしーのエピソード紹介
尊敬エピソード①
コルコル(南大東のラム酒)のうまさに感動したただしー。
コルコルを使った商品を開発して売ろうと考えた。観光客と地元客、共に欲しくなるものは何か。
沖縄はたい焼き屋が少ない。
これだ!と閃いたただしーは大阪へ飛び、たい焼きの修行をして技術を身に着けた。この行動力!
現在、助っ人として働く台湾料理屋の店先でコルコルのラムレーズンとクリームチーズを合わせたたい焼きを売っている。
ただしーのたい焼きは生地もうまい。とっても良い香りがしてきめ細か。少しカリッとしている。
台湾料理屋の助っ人を引き受ける際、たい焼き屋もやることを条件にしたらしい。
二兎を追う。
実際に見ていても容易いことではない。
アイデアと交渉力がただしーのすごさだ。
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尊敬エピソード②
助っ人として働く那覇の台湾料理屋。
店内のレイアウト、ランチメニューに出てくるスープ、ただしーの改善でガラリと変わった。
ランチメニューに出されるスープは、台湾が大好きなただしーの友人がアドバイスしてくれたもの。
アイデアを元に実物(スープ)を作り、友人の太鼓判をもらった後、社長にプレゼン。
ただしーが開発したスープは、社長のハートを掴み、現在では多くの客がおいしいと味わっている。
昼に食べておいしかったから、と夜も訪れてくれる客が増えたそうだ。
ただしーの商売は確実に顧客満足度を上げている。
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▶地味にただしーを分析
ただしーはとにかくサービス精神旺盛で人懐こく、おもしろい。
“失礼”のギリギリをいくギャグセンスに腹を抱えて笑いながら、同時に感心している。
ほんとに、失礼ギリギリなのだ。だからこそ、笑いも大きい。
この匙加減はただしーの繊細さと優しさが為せる技だと思っている。
愛されキャラであり、何よりただしーが笑顔と元気を周りに大サービスしている。
一方で、ただしーの指摘は鋭い。
とっても心に残る。不思議なことに傷つかない。
ここがただしーの尊敬ポイント。
人を傷つけず、大切なことを伝える。
相手にとって耳が痛い事でも。
できる?かなり難しいと思う。
ただしーが繊細で優しく、まじめに相手を思うからこそ言われた方も傷つかないのだと思う。
ただしーからの耳痛エピソード
私もただしーから耳の痛いことを言われたことがある。
いっしょにいる時、ある人が座間味島の砂浜を「人工海浜でしょ」と言った。
座間味島が大好きな私は美しい座間味島の砂浜を「人工海浜」と言われて正直ムッとした。
ただしーはそれを見逃さず「今、ムッとしたでしょ。そんな事で顔に出してるようじゃ、まだまだだな。」と言ってのけたのだ。
「なんですと!」と作り笑いしながら、一方でハッとし、頭を垂れる自分がいた。
相手は悪気なく言っているのに、ひとりでムキになっていた。ただしーはそれを見逃さなかった。
歳をとるにつれ、面と向かって耳の痛いことを言ってくれる人が少なくなる。
ただしーのひと言は心に残り、今でもふとした時に思い出しては自分を律している。
【まとめ】ただしーの生業
ただしーの生業。
それは「ただしー」を世に与え対価を得ることだと思っている。
ただしーは「株式会社ただしー」なのだ。
商品は「まるごとのただしー」。
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