マノンとのお別れ マカピーの日々 ♯1521
マカピーです。
今日マノンにお別れを言って別れました。
午後の3時ころマノンがパン売りの途中でハマナスレストランに立ち寄ってくれました。
「マノン、ご飯は?」
「さっき、お腹いっぱい食べたよ」
「じゃあ、いつもの『100プラス』(炭酸スポーツ飲料)だね。ホラ」
「おっと、今日はマノンの80歳の誕生日じゃないか!おめでとう!」
というと、マノンはきょとんとして「来月だろう?」というので、ハナさんが「マカピーの二日後がマノンの誕生日でしょう!あの日ここでカラオケして帰って行ったじゃないのよ」
マノンは首をかしげてしばらく思案していましたが、ニッコリして
「ああ、そうだった。今日がボクの誕生日だったんだよ」
「そうそう、マノン乾杯!誕生日おめでとう!」
とマカピーはコーラで祝杯をあげました。
・・・マノン、大丈夫かなあ。
特に最近の記憶が薄れて来てしまっているのが気になります。
マノンはハマナスレストランに来る前に、スコールがあったので雨宿りをして来たのですが空を見ると、更に雨もありそうです。
これが最後になるかも知れないと思ってマノンに言いました。
「マノン、雨が降って遅くなるといけないからそろそろ帰ろうか。ボクが車で送って行くよ」
ハナさんも「そうよ、それがいいわ」
RAV 4の後部座席を取り外して、マノンのパンのかご付き自転車を乗せました。
こうするとマノンが座れなくなるので、お店のプラスチック椅子を乗せてそこにマノンに座ってもらいます。
発車してしばらくすると、ハナさんがマノンに話しかけます。
「マノンいつフィリピンの故郷に帰るんだっけ?」
「8月20日だよ」
やっぱり変更はなさそうです。
「私たちも来週にはここにいなくなっちゃうのよ!」
「え、どうしてだい?」
「ほら、私がマノンと一緒に行こうかって話したらマノンは8月20日だって言ってたでしょう。私たちにはそれまで待てないのよ」
「ふーん、そうなんだ。でも何とかなるよ」
それも、これまで幾度も話してきたことです。
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