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疲れたら休もうね!マカピーの日々#1041

マカピーです。
仕事を兼ねて2日間で600㎞車で走ったのでした!

昨日はこちらの学校の先生をしているマイ(これまではマイマイと呼んでいましたが)さんと一緒に村へ行き、ロビンのところの栽培現場の手伝いをしているとスコールがあったんです。

ロビンの家の軒先で雨宿りしながら、生産物の売り先の事農業資材の追加などを話していて「さて、これからどうしようか?」「やっぱり売り先に関して親戚のハドマンさんと会おう」という事になり、先週に続いてマイさんの実家で泊ろうという事になったんです。


ねむの木のハナに似ていますが、レインツリーです

夕暮れまでにたどり着きたいので午後1時に出発する事にしました。

だって、マイさんの実家ってここから250㎞程離れているんですよ!

愛車RAV4の後部座席は一つだけ装着して資材が買えるようにしました。

で、マカピーは出発してから170㎞ほど行ったところで遅い昼食を取りながらハナさんに聞いたんです。


なんか、カッコイイ朝日の様子です


マカピー:「ねえ、ハドマンのところにも資材が必要だって言ってたよね」
ハナ:「うん、6㎜が20ロールって言った」
マカピー:「という事は、これからマイさんの実家近くにいるハドマンに資材を届けるのだったら先にそれを買って行かなけりゃいけないんじゃないの?明日になると彼らのところからいつもの資材店のある町まで100㎞離れてるから往復しなくちゃいけないよね」
ハナ:「じゃあ、いまから資材店のある町に行きましょう」
マカピー:「今何時だと思ってるの?もう3時半だよ。これから行ってもお店が閉まってるかもしれないよ」

ハナさんは電話で店主に連絡を取ると「スタッフが帰ってしまっているけど、買うものが決まっていれば準備しておくから午後5時過ぎまで待っててくれるって!」

どうしてハナさんは「行き当たりバッタリ」が多いんだろう!?

急遽目的地が変わり、マカピー運転者は夕暮れの中100㎞/hオーバーで何とか5時に滑り込みセーフ。


これはチョウガイの一種でマザーパール

資材を車に入れるのですがシート材料が2mx90mのロールで40㎏の重さがあるんです。これを2本購入したんですが長いのでその端が運転手席と補助席の間にドーンと突き出てしまうのでした。

資材店ではさらに20㎏程の袋が5つ入り200㎏近くの荷物をRAV4に載せて、今度は暮色が濃くなる中マイさん実家へ急ぐのでした。

後部座席にいたマイさんに、ハナさんが聞きました。
ハナ:「どう思う?私たちの仕事ってこんな感じなのよ」
マイ:「ふーん、こんなに荷物を乗せて走るって大変ね!」

マイ:「ところで、普段購入した資材ってどこに保管しているの?」
ハナ:「ホームステイしている部屋のベッドの下や壁際に置いてあるから、倉庫で寝ているような感じよ!」
マイ:「ああ、それで二人は一軒家を探していたのね」


ロビンの子供が遊んでいたおもちゃ…ではなさそう


マイさんの実家に到着したのは午後7時で日がとっぷりと暮れていました。

それでもせっかくだから、これからハドマンのところに資材を届けてしまおう!とハナさんに伝えるのですが彼とコンタクトが取れないのでした。

どうして、もっと先に連絡しておかないのかなあ?

マイさんの実家の姉夫婦には前回同様心尽くしのもてなしを受け翌日、ハドマンのいる場所に行くのですが、誰も本当の住所を知らないのです。

オイオイ、大きくない町とはいえ、そんなんで大丈夫かい?

マイさん姉:「大丈夫よ、あの地区に行って近くにいる人に聞けばいいんだから!州の議員の○○って言えば誰だって知ってるわよ」
マカピー:「そういえば、日本にいるマカピーの母も鼻の下には街道があるって同じことを言ってたよ。つまり鼻の下には口があるから聞けばいいのだってね!」

しばらく走り実際にガソリンスタンドで尋ねると「ああ、ここに来る前に右側にあった丘の上の家ですよ」と教えてくれました。

やはり年季の入った人のいう事は正しい!


モスクの夜明け

それでも本当にここかな?ってそろりそろりと車をその家の前に進めると、ハドマンさんの奥さんが2階のベランダにいたので「ああ、ここで良かったんだ」って分かり、ハドマンさん家族に再会しました。

ハドマンさんは以前より元気そうでハナさんの持ってきた薬が効いているようです。
彼に資材を渡すと、代わりに「じゃあ、これを持って行っていいよ!」と高品質のシート材をくれました。

この町ではフィリピンから入る資材があると聞いていたのでそれを尋ねると「ボクの車に付いておいで」とお店を教えてくれ更に3ロールの網材料が後部シートの空間に詰め込まれるのでした。

色々ハドマンさんともう一人にお世話になったので、お昼ご飯を一緒に食べていると隣のテーブルにもう一人の親戚で私服警察をしているカリンガランが他の二人と一緒に座ったのです!

ハナ:「あら!こんなところで会うなんて奇遇ね!」
カリンガラン:「このあいだ貰った酢とハチミツを飲んでかなり体調が戻って来たんだけど、あのハチミツってどこで手に入るんだい?」
ハナ:「来週にもコタキナバルに行って買ってきてあげるわよ!」
カリンガラン:「子供がパパの薬だって言っても甘いので舐めちゃうんだ」

もちろん親戚同士のカリンガランとハドマンは「お、やってるね?」的な軽い挨拶を交わしていました。


資材を届けた後、海で濡れたズボンを乗せているところ

日暮れ前に帰りたいので、マカピー運転手はそのレストランで別れ家路を急ぐ車中での会話です。

ハナ:「ね、マイの育った町にも私の親戚があちこちにいるのは父が5人の妻を持っていたから兄弟姉妹が30人もいるの。しかもバジャウ族もタウスグ族それに私みたいに中華カダザン族の血が混ざっているのもいるし、サバ州だけでなくフィリピンのミンダナオ島にも兄弟がいるのよ!」
マイ:「本当にすごいわね。ハドマンの妹さんの家って私の住んでいる家の3件ほど先にあり親しくさせてもらっていたの。いつか彼女から父は議員だって聞いたけど、まさかそのお兄さんに会うとは思わなかったわ!」

マカピー達は戻ってきてマイさんを家に送り届けた後、「今日中に資材もロビンのところへ届けちゃおう」って行って、悪路を往復して戻ってくるとさすがに疲れました。

実のところハナさんに対して「どうして?」っていう不満が膨れ上がったことがありましたが、疲れるとうまく行かないのを他人のせいにしたくなっちゃうんですよね。

パートナーなんだから、ボクが気を付けなくちゃね。


この20分後にスコールがやってきました

自分の部屋に戻りこうしてnote記事を書いていると落ち着いて考える事が出来るのでした。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。疲れる前に休みましょう!









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