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キミがそこで寝るならボクは マカピーの日々 #1414
マカピーです。
あ~あ、なんでそこで横になるかなあ。
ネコがテーブルに上がって来ると、マカピーがノートに書き付けるペン先を嗅いだのでした。
オイオイ、まだ最初のページさえ書いてないんだよ。あっちへ行ってくれないかい?
するとネコは「だから、どうだって言うのよ。ウン?」と言うような目付きでマカピーを見上げるとノートの見開きの上にゴロンと横たわったのです。
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え、どういうこと?
そして彼女は気持ち良さそうに四肢を伸ばすと、やおら寝落ちたのです。
ハア?そこはキミの場所じゃあないでしょう。
ヤレヤレ
じゃあマカピーは別の事をやろうっと。
でもネコが専有しているので、テーブルにあるノートパソコンも広げられません。
そうだ、スマホでnote原稿を書こう!
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それで「アートとメルヘンと創作の森」さんの記事を思い出したのでした。
ふーん、あのヘミングウェイも愛猫家だったのか!
しかも前肢後肢とも六つ指を持つ珍しいネコ(通常は5つ4つだそうです)を大切に育てていたとも。
「パパ」ヘミングウェイは猫にあやかって文豪になったのではないでしょうが、なにがしかの影響があったのは間違いなさそうですね。
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そうこうしていると、目の前のネコはムクっと立ち上がるとチラッとマカピーを見上げました。
気持ち良かったわよ。
彼女はそう言っている様に思えました。
すると、ネコは「じゃあね」という感じでヒョイッとテーブルから飛び降りるとドアのすき間から出て行ったのでした。
好き勝手して、あっさりとこれだけ?
おっと、マカピーは何を期待してたんでしょう?
マカピーは猫が通路を歩く音を聞きながら、それまであった焦るような感情が消えて、落ち着いたのが分かりました。
そうしてストンと腑に落ちたんです。
そうか、この小悪魔的でもありながら勝手な行動こそが文豪や芸術家達が猫を好んだ理由なんだって。
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ネコが見開きノートで寝そべっていた時間は、正味10分足らずのわずかなものでした。
もしもマカピーが「えーい邪魔なヤツめ」って追い払っていたら、その後の「落ち着き」は得られなかったでしょう。
ストレスをためないでね!
Don’t worry, be happy!
ネコはカリカリしていたマカピーのそばに来て、それを教えてくれた形となったんです。
ネコが立ち去った後に、書きかけの文章を読むと、昨夜の出来事を書いていました。
このモーニングページって、マカピーもかれこれ三年ほど脳裏に浮かんだ事を直筆してゆく作業です。
(いくつになっても、やりたかったことをやりなさい。ジュリア・キャメロン著)
書きかけのような反省文を書くよりももっと素直に心に自然に浮かんでくることを文字化するはずだったのです。
どうやら、基本的なところを間違っていました!
ネコは、マカピーを邪魔して「マカピーそんな書き方していていいの?」って教えてくれたのかな?
マカピーでした。
最後までお読み頂きありがとうございます✨ 生き物の持つ不思議な能力なのかしら
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