ちょっと息抜きしてみよう マカピーの日々 #1358
マカピーです。
金曜日は午後4時開店なんです。
ハマナスレストランはムスリムの習慣に従って金曜日(Jumaatジュマアット)にはスタッフがモスクで礼拝出来るようにしています。
いつもは溜まった洗濯物を片付けるのに時間を割いていましたが、日本からオジサン達が来る前に地元の観光地を知るピクニックをしようと決めたんです。
ところがこの日は朝早くから激しい雨降りで出鼻をくじかれたのでした。
そろそろ雨季も終盤なのになあ。
候補の1つであった山登りは足元が相当悪いだけでなく視界も期待出来ないので、リストから消えました。
雨足が弱まった午前10時過ぎになってハナさんに「どうしよう。洗濯にしようかな?」と尋ねました。
「出かけるのに決まってるでしょう!」
それで決まり。
アジズと3人で雨の中を近くの海に向け出発しました。
実は以前から気になっていた小さな港町と観光案内にも出てくるビーチリゾートの2箇所が目的地です。
マカピーはハンドルを握りながら気付いた事がありました。
毎日の様に車で買い出しや用事で出かけていましたが、「遊び」とは本当に久しぶりだったのです。
(出かける前に空ガスボンベ3本を載せなかったので仕事にならず良かった)
何時もの道路ですが、なんとも気持ちが楽チンとはこういう事なんだ! ってウキウキした気分のドライブとなりました。
最初の港町へは小一時間で到着しました。
え、こんな小さな集落なの?
小さな湾に水上家屋がひしめいていて海面が見えないほどです。
海辺のありかを近所のお店で尋ねると2キロ程離れた別の湾を教えてくれたんです。
このお店は発泡スチロール箱が並べられていてその中身は各種魚だったのでした。
ハナさんは「ここは大きな魚市場より安いわ。お店用に5キロ買いましょう」
やっぱり仕事に結びついちゃう(笑)
もっともそんな事も予想していたのでマカピーも車に保冷箱を入れてましたけどね。
教えられた小さな入江は一軒のダイビングツアー対応出来るお店とボートがあったのですが、桟橋に行ってみてその海の透明感に驚きました!
わ〜沢山の小魚の群れがみえます!
そういえば近くに大きな町がないのでこんなに海水が澄んでいたんです。
マカピーは鏡の様に静かな入江の向こうに見える島まで泳いでゆきたい衝動にかられた程です。
こんなひなびた場所でのんびりするのも良いなあって話したのです。
そしてランチ用にガソリンスタンドで買い込んだナシレマ(お弁当)を車中で食べて次に向かいました。
次は先程の入江に来る前に新しいそうなリゾートの看板のある細い道を行きました。
ところが大雨後の未舗装路はかなり水溜まりが広がっていました。
リゾートへは「あと1キロ」の表示がある角を曲がるとそこは新しく道を切り開いたとわかる上にかなりのぬかるみでした。
進むにつれ前に走った車の轍跡がくねくねよじれているのはかなりスリップしている証拠です。
マカピーは愛車Rav4が二輪駆動車であることを思いだしました。
山肌を掘削工事していた重機のキャタピラーが外されているコーナーを回ったところで引き返す事にしました。
あと数百メートルで目的地に到着出来そうですが、まだ雨足が強くなりそうで帰路が安泰とは限りません。
やっとUターン出来る場所に来て「乾季になったらまた来ようね」って約束して戻ったのです。
次は往路見過ごした道路からこの辺りでは知られたリゾートビーチ。
なんと入場料が1人8リンギ(250円)かかるのです。
雨足が強まって来たのでマカピーはちょっと弱気になり「お金を払わさずにここから戻ろうか?」とハナさんに尋ねました。
「行きましょう。そのために来たんだから!」
そりゃそうです。
しかもアジズはこの激しい雨の中泳ぐというのです!
飛び込みできる深い場所ではなく小さな砂浜に傘を持って見守る母親とたった1人で浜を独占するアジズ。
マカピーはそれを屋根のある場所から眺めながら気持ちは落ち着いてました。
やがて雨足が弱まると沖合に幾つもの島が現れたのです。
そうだ、3人のオジサン達はこの景色を見たら泳ぎたいって言うかしら?
ワニのいないきれいな海で泳ぎますか?とメッセンジャーにテキストと写真を送りました。
しばらくすると、水着を忘れないようにとの連絡が回覧されてました(笑)
小さな旅でしたが気持ちが楽になったマカピーでした。
最後までお読み頂きありがとうございます! 知らないうちに緊張が蓄積していたかも