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楽しみ方がいろいろあるよ!マカピーな日々#0970

マカピーです。日本の秋の味覚は格別ですね!
柿を食べながらその歴史と技術革新を思い出したのでした。


このカキは「熟柿」として食べるようです

マカピーはカキが好きです。
日本の果物の中では『シャインマスカット』(ブドウ)や『トチオトメ』よりも好きで、マカピー的には最上位の果物なんです。

ご存知の通り、柿には甘柿と渋柿があり子供の頃は「甘柿」にばかり目が行ったものです。

渋柿は『あんぽ柿』のように干して甘くしたり、『樽抜き』と呼ばれる渋抜きで甘くして食べる方法のほか、そのまま『熟柿』として食べる事も出来ます。


初冬の柿の木は鳥たちの餌食となって残り少なくなりました

マカピー妻の両親は福島県の会津若松市出身で『身しらず柿』と言うのが有名で、毎年それを送ってきてもらい食べるようになると甘柿よりも渋抜きの柿の方が好きになってきました。

前述した『樽抜き』と言うのは、酒樽に渋い柿を入れておくと熟柿になるまで待たずに甘くなる技術でそう呼ばれたのです。

米櫃(こめびつ)に入れて渋抜きをするのよりもかなり高速で「渋」が抜けるのでした。

これは、一つの『エチレン効果』で果物が熟するとエチレンが発生して「渋抜き」ができるのだそうです。

効果的な渋抜きをするには米櫃よりもエチレンが発生しやすい果物と一緒にジップロックなどのプラスチック袋に入れておくと熟成がすすみ甘くなります。

樽抜きの進化版では渋柿のヘタの部分に焼酎を付けプラスチック袋に入れるという手もあります。

ドイツのブレーメンで買ってきたデコレーションを窓の外に下げてみました


ところが、最近の渋抜き技術にはドライアイスなどを使った技術革新があり渋柿を収穫して段ボール箱に詰めた後にポイッとこの炭酸ガス発生剤をいれると配達中に渋抜きが完了してしまうという簡便さなります。

これは実に画期的な事なんです!

だって、サクサク感覚の残る渋柿がトロトロの熟柿になるまで待たずに食べられたり、干し柿にする手間が省けるわけですから。

それでも、マカピーは干し柿も色んな柿が好きで今回買ってきたものは「熟柿」タイプでした。

中身がトロトロになった柿をジュルジュルと吸いつきながら食べるのですけど、いつしかマカピーの気持ちは熟柿に群がるヒヨドリやカラスのような気分になるんです!

そしてペロペロ舌なめずりしながら振り返ってみると、マカピー妻がジーッとマカピーを見ているのでした。

ニシキギの実だったと思うんですけど

マカピー:「試してみる?美味しいよ!」
マカピー妻:「嫌よ!よくそんなものを食べられるわね!私、絶対ダメ!」

そうかなあ、美味しいんだけどなあ!

マカピー妻:「やめてー!その口元の様子って血の色だったら猟奇殺人者みたいじゃないの!」
マカピー:「え、どうしてそうなるの?」

それにマカピー妻は熟柿の匂いがどうも受け付けられないのだそうです。

ちなみに彼女はご飯の炊けるときの匂いも嫌だと窓を開けています!

確かに『蓼(たで)食う虫も好き好き』とは言いますが、人それぞれ嗜好というのがあり、それはおそらく生涯変わらないのだろうなあってマカピーは思いました。

ナンテンの実の紅色が増してきました

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。マカピーは柿が大好き




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