願い事が叶うかな マカピーの日々 #1411
マカピーです。
クアンさんがマカピーを訪ねて来てくれたんです。
マカピーは現在いる所から200㎞程離れた地方都市に住むクアンさんを訪ねたいとハナさんに伝えていました。
それはレストラン・ビジネスだけでなく、一時中断している農業関連事業についてももっと関わりたいと思っていたからです。
クアンさんは「ボク自宅で肥料を作っているんだよ」って前回立ち寄った時に話していたので「じゃあ、今度訪ねて行くから教えてください」って伝えてあったんです。
たまたまレストランが10日ほど休業することになり、チャンスなので訪問を希望すると25日が良いと返事がありました。
カレンダーに印をして待っていたら、24日の正午ころに「これから、そちらに行くから」とクアンさんからメッセージがありました。
前回同様彼の仲間のエリックと二人組で別の都市へ行って来た帰り道に立ち寄ってくれたのです。
クアンさんはその名前から分かる通り中華系マレーシア人です。
歳は79歳と聞いていますがサプルメントの力なのか毎日精力的に走り回っています。
「お久しぶりです。前回お会いして一カ月くらいになりますか?」
「元気だよ。そちらのビジネスはどうかね?」
「ラマダンに入って急に来店客がいなくなり10日ほど休業にして来週から開けるんです。いま自分たちで厨房を掃除しています。そしてもっと改善する事でスタッフの事や今後この業態を変える必要があると思っているんです」
「それじゃあライオンズクラブにコンタクトしてみたら?」
「え、ライオンズ?」
「うん、あそこに相談して基金集め(Fund Raising )とかいろいろ手段を打つんだ。ボクだって昔はコタキナバルでやったもんだよ!」
「そうそう、今日は来て下さりありがとうございます。明日お宅に伺うつもりだったんですよ」
「途中の道が雨で酷いことになっているから、無理して来ない方が良いよ。ちょうど出かけた帰り道だったんで立ち寄ったんだから気にすることは無い。ああ液肥の話だったっけ?」
「そうなんです。前回海藻をつかった液肥づくりの話をしましたけどクアンさんのところのとは違うんですよね」
「うちのはEM液肥だよ!」
「え、EMってあの日本のEMですか?」
「その通り、ボクのところではそれで作った製品を販売しているんだ。このエリックもやっているよ」
「簡単にできるんですか?」
「ああ、こんな分量だよ」
クアンさんはマカピーのノートにスラスラと英語とイラストで必要なものと工程を説明してくれました
「日が暮れる前にあの悪路を通過しなくちゃいかんので今日はこれで帰るけど、ラマダン明けにまた会おう。その時にもっと詳しく教えるよ」
何だか、とても親切にあれこれ教えてくれるクワンさんでした。
彼はトイレはどこだっけ?というので案内すると「ところでマカピーは今何歳?」と聞いてきたんです。
答えると「何だ、まだまだボクよりずーっと若いなあ。どんどん仕事できるね」とニコニコしていました。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。思わぬ福の神の登場かしら?
もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!