立ち会い出産、するべきか。
今回のテーマは男の立ち会い出産をすべきかどうか、です。
今月2日に娘が生まれまして、私は出産に立ち会いました。
私の場合は結論から申しますと「立ち会ってよかった」のですが、
状況によっても変わってきますし、そもそも立ち会って何をするのか、
などこれから出産を迎える方や立ち会い出産をするか悩んでいる人には少しでも参考になる内容かなと思いましてまとめさせていただきます。
立ち会い出産の流れ
出産前
妊娠発覚後、予定日がわかってくると
夫婦で話し合い立ち会い出産をするかを決めます。
立ち会い出産する場合は事前に書類の記入が必要になります。
まわりの先輩たちに聞いたところ
立ち会う気満々でいたのに事前の申請をしていなかったから
立ち会えなかったという人もいたので、希望する場合は必ず確認を。
出産当日~診察~
陣痛、もしくは破水すると入院となります。
このとき陣痛タクシーなるものがあり、優先的に迎車手配ができるので、
事前に登録しておくとよいです。
我々の場合、予定日から4日遅れた日の朝6:00頃でした。
陣痛が軽かったこともあり、診察して家に帰らされることも
あるだろうということでまずは嫁さんが一人で病院に向かいました。
そして診察後、そのまま入院することが決まったので、
9:00くらいに諸々の荷物をあとから自分のほうで持って行ったという流れでした。
※このとき面会時間ではなかったため、看護師さんに荷物を渡すだけで嫁さんに会うことはできませんでした…
出産当日~陣痛室~
面会可能時間になって16:00頃改めて不足品などを買い足し面会へ。
このとき嫁さんは陣痛室という部屋におり既にしんどそうな状態。
面会時間が15分しかないので、少し話して帰るだけ。
出産当日~分娩室~
19:30頃、嫁さんから「出そう」というLINEを受け取り三度病院へ。
ここからが立ち会い出産本番となります。
立ち会い出産で男ができること
これ正直できることって何もないかもしれないです。
だからその場に自分がいる意味って嫁さんが求めるかどうか、
にかかっているんじゃないかと。
我々の場合は「それ」でして、
嫁さんから立ち会って欲しいと言われましたからで、正直自分はどちらでもいいというか、できれば恐いから立ち会いたくないと思っていました。
あまり自覚を持たないまま当日を迎えたため、とにかくテニスボールを片手に病院へ向かったわけですが、分娩室のそれはまさに命がけの戦場でした。
何もできない中でやったこと
現場はとにかく先生、助産師さん、嫁さん、我が子とも必死です。
その中で自分ただ一人だけ無力です。
そんな中でもやったこととしては以下の通り。
背中、腰をさする、押す
水を飲ませる
うちわで仰ぐ
手を握る
どれも役に立ったかはわかりません。
助産師さんに言われるがままやったことばかりで
自分の判断でやった「うちわで仰ぐ」に関しては「お腹が冷えからやめて」と言われる始末。
さすがに自分の場違いさを感じたのですが、嫁さんに「どうして欲しい?」と聞いたところ、「いてくれればいい」と言ってくれました。
いることを求める人がいるかどうか
これは人によると思うのですが、
みんな必死な中で何もできない男が一人いることに対して苛立つ人もいると思うんですよね。
だから嫁さんが求めるかどうか、によって立ち会いをするかどうかも決めたほうがいいと思います。
まとめ
何度もいきんでしんどそうな嫁さんを見るのは辛い物もありますが、
生まれてきてくれた喜びも立ち会いしたことでひとしおです。
20:00頃から立ち会って約2時間後に娘と対面することができました。
こんなに大変な思いをして生まれてくるのか、と肌で感じることができ、とてもいい経験になりました。
現在の育児に至るまで父としての自覚が芽生えたのは出産に立ち会ったことが大きいと思っています。
なので立ち会い出産してよかったですし、できるのならしたほうがいいと思います。
ただ、嫁さんが求めているか(許してくれるか)、と
立ち会うための準備と(何もできない)覚悟だけは考えたほうがいいかな。
とにかくこの感動は一生ものです。
できるなら立ち会うべき!
最後に嫁さんと娘に
命がけで生んでくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。