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読んでも読んでも書けません

「おれは軽蔑なんかしないよ」と冲也は云った
「なんであろうと、人間が本気でやることはそのままで立派だ、人のおもわくなんぞ気にするな」

――形のある物は頼みにはならない。
母はよくそう云っていた。金でも物でも、使えば減るか無くなってしまう、形のある物はいつか必ず無くなってしまうのだ。大切なのは減りもせず無くなすこともできないものだ。

山本周五郎 作『虚空遍歴』の中の一節です



久しぶりに小説を読んでいます
この作品は二十歳の頃に一度読みました
山本周五郎の作品は片っ端から読んだけれど
今でも覚えているのがこの『虚空遍歴』でした

感想文は残念ながらまだ力不足で書けません


ページをめくるたびに
目の前を吹雪が舞うような小説です

40年ぶりに読んでいる今も
雪景色が目の前にひろがっていきます

それと一緒に数々の思い出に浸っています




Kindleに購入予定の本のサンプルがずらり…
早く感想文が書けるようになりたいです

無理かな…


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