初心への帰り方
昨日、ふと、「初心へ帰ろう」と思い立った。
そう決めたものの、そもそも
初心へ帰るのって、どうすればいいんだっけ、、、
となってきて、初心の意味を調べてみた。
「物事を始めようとした時の気持ちを思い出し、
その気持ちをもって物事に取り組むこと。」
意味を知って、改めて
大切なことだと思うと同時に、
きっと簡単なことではないから
今までたくさんの人がこの言葉を使って、
みんなが知っている言葉になったのだろうなぁと思った。
たぶん、初心に帰ろう、と考える人の多くは
「何かを始めようとした時」の手ぶらの状態
ではなく「何かを始めている途中」で、
拾ったものをかばんに詰めながら
歩いていることが多いのかもしれない。
きっと、人によって多い少ないはあるにしろ、
それぞれが自分で見つけて「拾ったもの」を
頼りに歩いているのだろうし
それは、すごく大切なことのように感じたりもする。
そんなことを色々考えながら
やっぱり初心に帰るって、難しそう。と思った。
だから、一旦とりあえず自分は
「かばんの中身を全部捨ててみる」ことにした。
かばんを逆さにして、軽く振って
空っぽの状態にするみたいに。
それは、どうしてかというと、
あの、かばんが軽かった状態に戻らない限り、
新しく「拾う」のは難しいんじゃないかと思うから。
かばんが重いと拾うのが大変だったり
拾ったものが、うまく入らないんじゃないかって。
「あ、これはかばんに入ってるあれと
同じようなものだから、いらないなぁー」
とかなんとか勘違いして
拾い損ねることもあるかもしれないから。
そして、あとはやっぱり、
拾い集めたものを「全部捨てた後」に
何が残るのかを知ってみたい。
何が残るのか、わからないけれど。
拾ったものを捨てたって、
「拾う力」は必ず残る。
歩いてきた道の途中で
自分の身体に宿ったものを信じて
また始めから歩いてみる。