失った20年を取り戻したい

8歳の私は本気で魔女になりたかった


私は小学校2年生まで、大人になったら魔女になれると本気で思っていました。
学校で「将来の夢」を発表するときも「魔女になりたいです」と言いました。本気で魔女になりたかったですし、なれると本気で思っていました。

自分がなりたいものを言っただけなのに、クラスメイトや両親から「魔女なんて現実にはいないから無理」「子供っぽいことをいつまでもいうな」などと散々否定されて正直とても傷つきました。

周りの子達のように「看護婦さん」「スチワーデスさん」「保母さん」など現実的な職業を言わないと否定される事がとても怖かったです。(今はどれも死語なのが時代を感じますね)

両親や親戚など周囲の大人たちは「将来の夢」を聞いてくる割には、自分たちが望んだ答えが貰えないと一方的に怒ってくるだけだったので、当時の私は「将来魔女になりたい」ともう二度と人にはいうものか、
もし魔女以外に本気でなりたいものができたとしても絶対に人には言わないと心に誓いました。



魔女の夢を諦めてから


小学校3年生ごろになって、魔女になるのは難しいと察したので、魔女への夢は諦めましたが、周囲から否定されても魔女になりたいという気持ちを持ち続けた当時の自分は立派だったと思っています。




2回目の否定

魔女の次になりたいと思ったのは作家です。
高校卒業後は東京の小説専門学校に進学したいと思いましたが、親からの猛反対で断念しました。
奨学金を借りて進学することも猛反対されましたが、現在のように18歳で成人だったならば自分自身で奨学金の手続きをして進学していたと思います。


魔女や作家になる前に、なりたいものがある

今思えば実家が機能不全家族でした。
自分の意見はなんでも否定されてばかりで、成人するまで自分の意思でやりたい事が叶ったことは少ないです。
行きたくない学校、したくない習い事、欲しくもないものなど「あなたのため」と押し付けられた「善意」に苦しんでばかりの20年間でした。
だから、失った20年を取り戻すことが今の私の一番叶えたい夢です。



行きたかった小説の学校に進学したい

今は小説とは無関係の仕事をしているので全日制の学校の通うのは金銭面で難しいですが、通信制の小説講座の受講を検討中です。


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