まあるいおか

誰も追いつけなくなった場所で待っているよ

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世界の端で寄せては返す何かを感じながらただ日々を過ごしている

    • 2024.10.20

      賭けをしよう 明日の朝  日が昇らなかったら僕の勝ち いいね

      • 埼京線に乗って

        旋回する街並みが僕を追いつめていく けたたましい目覚ましで起きる 不細工な猫を抱きかかえる 「今年の夏も暑いね」 誰に言うわけでもなく呟く ふらふら海に来ては歌う くらくら眩暈がして休む 埼京線に乗って 最小限に踊って 揺れる、暮れる、揺れる、暮れる 浮かんでく感情 埼京線に乗って 太陽年に沿って 揺れる、暮れる、揺れる、暮れる 消化してく日々 旋回する街並みが僕を追いつめていく ネクタイの結び目のしくみや とんがり靴の歩き方を知る前にした約束 好きだって教えてくれたア

        • 大人になった

          酒に酔っていなくても楽しいふりをするようになった 許せないものを許さないまま蓋をするようになった 死ぬほど退屈な休日を受け入れるようになった 自分が奥底まで簡単に見透かされるような浅い人間だと思うようになった 新商品を試さなくなった 歌を書かなくなった 空を見なくなった 虫の死骸を何とも思わなくなった 大人になった 大人になった

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        • 加速
          9本
        • 日記
          7本

        記事

          夢について

          誰の夢にも出られなくなった人はいったい誰を思って生きているのか (夢を見た人が、その夢に出てきた人のことが好き、あるいは何かしらの感情を抱いているという考え方が今は主流だが、平安時代は自分のことを強く思っている人が夢に出てくるという考え方だったらしい) まあでも僕は現代人だからな、夢にあいつが出てくるってことは、何かしらまだ感情をもってるんだろうよ

          ツェラーの公式について

          ツェラーの公式に初めて触れたのは「サマーウォーズ」という映画だった。 数学が得意な主人公が、憧れの先輩と何とか打ち解けようとして持ち出したのがツェラーの公式。 先輩の誕生日を尋ねると、主人公はその日が日曜日だったことを暗算して求めてみせたのだ。(確か大スベリしていた) このシーンを見た当時高2だった僕は、「よくわからんがキモ!」という、周りを気にして数学オタクを嘲る態度をとりつつ、内心では「僕も好きな女の子の誕生日の曜日を当てたい…」と考えていた。(絶対にやめろ) そして

          ツェラーの公式について

          うみのそこまで

          全部海のせいにして 溺れていく 海岸沿いに君が立っているよ 何も考えないで ただひたすらに揺れる 長い夢を見ていたの だからあたし ここにいたいと思った 全部海のせいにして 沈んでいく 全部夢のせいにして 沈んでいく どうか一度だけでも 海の底まで歩いていけたらなって言って 間違いだって犯すの 長い夢を見ているの? ならば僕ら、ずっとこのままで これで最後で 始まりも終わりで 右手に持ったスカーフと路地裏をそっと素通り 君はもういないから大げさに笑おう 大げさに笑おう

          うみのそこまで

          あ〜

          2024.3.9 AM4:15 毎年この時期は晴れやかさと寂しさに見舞われる こうやってこのまま流れる季節の真ん中ですり潰されていくんだろうかと思うとたまらなく不安になった どっしり構えているつもりだけど不安だ でもどっしり構えていよう みんな〜卒業おめでとう

          くちなし

          一度崩した物は誰も元通りには戻せないから いいね 残骸をいつまでも見つめていないで さっさと踏み越えていくんだよ

          2024.2.21

          毎週末、海に行き、パンを齧り、ギターを弾くのが最近の楽しみになっている 公園で遊んでいる子どもがたまに僕の顔を覗き込んだり、観客になったりする たまに親御さんからリクエストをもらうようになって、慣れない歌を歌うことも増えた 楽しいな〜 海に向かう道においしいパン屋があってね クロワッサンが絶品(写真食べかけですみません) あ〜あ〜 寒くて静かな海、もっと堪能したかった 季節を知らなければ未練なく生きられたのだろうか

          2024.2.5

          仕事に流される生活にしたくない いつの間にかひとつきが経っていた いつの間にかひとつきが経っていた! 2024年1月14日 FMラジオで弾き語りをした 誰が、何人が聴いてるかもわからないまま歌うのは不思議な感覚だった 2024年2月3日 某所でライブ(弾き語り) お金を払って聴きにきた人たちの前で歌うのは特別に緊張した 周りは褒めてくれたけど失敗したなー 自分には武器が足りないな 色々なことができるからこそ素朴さや拙さを武器にできるのだと 思わされました

          スピード

          走る背中追いかける 冷たい風を切るよ 誰も追いつけなくなった場所で待っているよ 路頭に迷う君の握りしめた手のひらの上で回る時計と見つめあって踊る星のように光って浮かぶのさ 僕は知らない人にだって手を振る 知られた顔を上げておぼつかない気持ちさ ゆっくり坂を下ってゆくよ そして包む僕らその日を 暮れとよがり景色がただ過ぎるまで 音もなく立ち尽くしたら とても素敵な夢の中 誰も手を取れなくなって懐かしく思うのは とても素敵な夢の中 誰の手も取れなくなって 懐かしく思うのはいつ

          2024.1.6

          自分がこだわれない所をこだわれる人の素晴らしさを感じた そんな人と一緒にものを作れることに感謝をしよう

          2024.1.4

          今日も湯船に長めに浸かっている 仕事初めを無事に終えた 同僚の多くは休んでいるため、とても静かだった 普段あまり話をしない人が気を遣ったのか沈黙に耐えられなかったのか話しかけてくれて、どちらの寝正月の方がぐうたらしていたかを3往復ほど語り合った 僕しかいないのに灯油ストーブを使うのが申し訳なくて、膝掛けやらカイロやらで寒さを凌いだ 仕事帰りにカラオケに行った 僕なんかの歌を聴いてくれる人がいるのだ… ギターが無くなった途端、雰囲気でカバーしていた歌の微妙さが露呈する 裏

          2024.1.3

          2024年1月3日(水) 昼まではネットの友達とダラダラした 他愛のない話をしていたら、いつのまにか寝てしまっていた 午後はポケモン 対戦をあまりしない自分にとって、図鑑が完成したあとのポケモンは正直やることない それでもダラダラとやっていたら、いつの間にか寝てしまっていた 夕方からは友達のカラオケを聴いた 自分の好きな曲やその友達の好きな曲を歌ってくれた 西野カナ懐かしかったな 三が日最終日は何事もなく平和で愛おしい一日だった また明日から仕事頑張ろう〜

          2024.1.2

          2024年1月2日(火)  夜に海沿いをドライブした まばらにある街灯 真っ黒でキラキラした海 車のヘッドライト、テールランプ 星 これしか明るいものがないの落ち着く〜 と思いながら車を走らせた ウォークマンが事変の電気のない都市を流した 死ぬのが急に怖くなった 僕ら 生きているよ 密かに