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スピード

走る背中追いかける 冷たい風を切るよ
誰も追いつけなくなった場所で待っているよ
路頭に迷う君の握りしめた手のひらの上で回る時計と見つめあって踊る星のように光って浮かぶのさ

僕は知らない人にだって手を振る
知られた顔を上げておぼつかない気持ちさ
ゆっくり坂を下ってゆくよ
そして包む僕らその日を
暮れとよがり景色がただ過ぎるまで
音もなく立ち尽くしたら

とても素敵な夢の中
誰も手を取れなくなって懐かしく思うのは
とても素敵な夢の中
誰の手も取れなくなって
懐かしく思うのはいつのこと

急ごう あっという間のスピードで
果てしないわけじゃない夜に

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