相手の行動を変える!【秘密の方法】
人は変えられない、まずは自分が変わろう
とよく聞きますよね。
これは大筋その通りです。
人を変えることはできない。本人が自分で気づいて行動していかない限りは。
ただし、人は変えられませんが人の行動を変えることは実は可能なのです。
もちろん「行動」だけですけどね。
心は他人が変えることはできませんから。
どこに注目するかで相手の行動は変わる
こんにちは。
NLPプラクティショナー、LAB®プロファイルプラクティショナー、アドラー心理学勇気づけ講師のまあこです。
相手の行動を変えたいなら
相手の「適切な行動」に注目し、承認してあげる
ことです。
適切な行動・・・少し分かりにくいですよね。
例えを交えながら説明していきますね。
方法としては、
①ルールを設定する
②ルールに適した行動を承認する
この2つだけです。
例えば、朝こちらが「おはよう」と声をかけてもあいさつをしてくれない子どもがいたとして、その子にあいさつをしてほしいとします。
①ルールを設定する
ルールと言うのは2人の間で交わす「約束」のようなものです。
「朝はおはようと言ってほしいの。みんなで言葉を交わしてコミュニケーションを取るのが大切だと思っているから」
ルールは一方的にではなく、理由もきちんと相手に説明しましょう。
②ルールに適した行動を承認する
ルールを交わしたら、あとは相手の行動をよく見ます。
そして、朝「おはよう」とあいさつをしてくれたら、その行動を絶対に見逃さず承認してあげてください。
「今日はおはようと言ってくれたね。ありがとう」
「おはようと言ってくれてとても嬉しいよ。ありがとう!」
承認とは認めること。
過度に「すごいね」「えらいね」とおだてる必要はありません。
大切なのはありがとうと感謝を伝えることです。
不適切な行動には注目してはいけない
ここまではOKですか?
ここで非常に重要な点をお伝えしておきます。
日によって、相手はあいさつを忘れる日もあるでしょう。今まであいさつの習慣がなかったのだから当然です。
でもそこで、相手があいさつをしなかった時に
「なぜあいさつしないの!約束したでしょ!」
「ちゃんとあいさつしなさい!いけない子ね!」
などとは言わないこと。
これは「不適切な行動に注目する」ということになります。
不適切な行動に注目してしまうと、不適切な行動はどんどん増えていきます。
なぜ増えるのか?というと、
人は「出来ない所」「ネガティブな所」に注目しやすいように出来ているからです。
実は、人の行動の大半は適切なもの。
でも、適切な行動はあまりにも当たり前で目立たないため、不適切なほんの少しの行動が過剰に目立ってしまうのです。
真っ白な画用紙に、一点だけ黒いシミがあったら目立ちますよね。
そんな風に私たちは、不適切な行動につい目が行ってしまうのです。
人は注目を求める
不適切な行動には注目しない。
それは実際にどのようにすればいいのか?というと、
スルーする
これだけでOKです。
スルーとは何も言わずやり過ごすこと。
「出来ていない!!」と相手に指摘すると、相手の不適切な行動は増えていってしまいます。
とにかくひたすら、適切な行動をしてくれた時にだけ、目一杯承認してあげましょう。
子どもは特にそうですが、大人だって誰だって承認欲求を持っています。
人はみな自分に注目してほしい。関心を寄せてほしい。
だからこそ、適切な行動にだけ注目すると、相手は「この行動をすると自分に注目して認めて貰えるんだ!」と学んでいくのです。
世間では、問題行動に走る若者が多くいますが、彼ら彼女らは間違った学習をしてしまっているのではないでしょうか。
不適切な行動を取れば大人が構ってくれる
みんな自分を見てほしい。
それなら、どうせなら、相手の適切な行動に目を向けてあげ、相手の良い行動を引き出してあげたいですね。
多くの場合、指導者側の指導方法に問題があることがほとんど。
こちらのやり方次第で相手の行動は変えられる。
結局、まずは自分が変わる、ということに繋がるかもしれませんね。
意識してみてください。
今回はこの辺で。
ここで出会えたことに感謝します。
こちらの記事でも「相手の適切な行動に注目する」ことについて話しています。
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