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親が子どもに無意識に使う「3つの言葉」を見直してみた

今日は、私が「これって子どもにとってあまり良くないんじゃないかな...」と感じている親の発言を3つ、みなさんとシェアしたいと思います。

この「親」というのは、私や夫のような子育て世代の親のことです。

私も決して完璧にできているわけではないけれど、少しでも意識して気をつけていきたいなと思っている言葉です。

親の勝手な発言3つ

  1. 「当たり前」

  2. 「早くして」

  3. 「いい子だね」

一つずつ、詳しく見ていきましょう。

1.「当たり前」問題

大人にとっての「当たり前」は、子どもにとっては全然当たり前ではないと感じています。

例えば、図書館でうるさく騒いでしまう子どもに「図書館では静かにするのが当たり前だよ」と言ってしまうことありませんか?

でも、子どもは別に周りに迷惑をかけようと思って騒いでいるわけではありません。ただ楽しくて、はしゃいでしまっているだけなんです。

息子がまだ保育園児で、同じような状況になった時は「当たり前」と言うのではなく、周りの様子を見せていました。

「みんな静かに本を読んでるなぁ。図書館は本を読む場所やから、大きな声を出すと迷惑になるんやね」と、事実を伝えるようにしていました。

今息子は小学4年生になって、色々なことを理解して、自分で判断して動けるようになってきています。

でもだからこそ、私も時々「もうわかるやろう」とついつい「当たり前やん」と口から出てしまう事があるんですよね。

その度に私の常識は息子の当たり前ではない、と思い返して言葉を引っ込めて説明するように努めています。

特に第三者だと冷静に判断出来るので、夫が息子に「当たり前やん」と伝えてしまっている時は、私がその理由を説明したり、その逆をすることもあります。

2.「早くして」の罠

特に朝の準備や保育園の送り迎えの時によく出てしまっていた言葉です。

息子は誰よりも早く園舎から園庭に出ても、最後の最後まで園庭で遊んで、なかなか帰ってくれなかったこともよくありました。

あの手この手で自転車の後ろに乗せる方法を考えていたことも今では懐かしい思い出です。(夫はたまにしかお迎えに行けなかったのでオヤツやガチャガチャで釣っていましたが、私はそれらには頼らなかった 笑)

遊んで帰らない事があまりに続いていた時は、私も仕事で疲れていたし、「私のこと困らそうとしてるんちゃうか」と勝手な被害妄想で泣きたくなることもありました。苦笑

でも、子どもには子どもの時間軸があります。

大人が「8時32分の電車に乗らないと会社に遅刻する」という切迫感を持っていても、子どもにはその感覚がないんです。

この時期の子どもが見ている時間軸は「今」のみです。

私が保育園ママだった頃は、この「早くして」を言わなくて済むように、朝はかなり早めに家を出るようにしていました。その方が息子ものびのびと過ごせるし、親もイライラしなくて済みます。

とはいえ、完璧にできているわけではありません。

でも、「早くして」と言いたくなった時は「これは子どもペースで生きている息子が悪いんじゃなくて、私の時間管理の問題かも?」と考えるようにしていました。

3.「いい子だね」の定義

一見、褒め言葉に聞こえる「いい子だね」。でも、私たち大人は時々、自分たちの都合のいい子どものことを「いい子」と呼んでいませんか?

例えば、レストランでおとなしく座っている子を「いい子やな」と言う一方で、元気に動き回る子を「困った子」と見てしまう...。

でも、おとなしく座っている子も、元気いっぱい動き回る子も、どちらも「いい子」なんです。親の都合で「いい子」という言葉を使うのは、どうしたものかと思ってしまいます。

私は息子に、すごいと感心したことは伝えるので、褒める方だとは思います。ただその時に大人都合の「いい子やなぁ」とは言わないように気をつけています。

気づきから始める変化

完璧な親なんていません。私も日々、試行錯誤しながら子育てをしています。

自分はできないけど、それが出来ている親御さんを見ていると「すごいなぁ」って思うし、「私は大丈夫だろうか」と思うこともあります。

でも、息子が小さいうちから、優しい言葉のシャワーをたくさん浴びさせてあげたいし、それが息子の生きていく力になると信じています。

間違えてしまうことや反省することもありますが、自分の言葉を振り返って「おっと、今の言葉ちょっと待てよ」と立ち止まることで、少しずつでも子どもに寄り添える親になれるんじゃないかなと思います。



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