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全領域異常解決室を見て

今季、ハマっているドラマがある。
「全領域異常解決室」である。

少しネタバレがあるので、嫌な人は見ないでほしいと思う。

「全領域異常解決室」という不思議事件を解決する組織の話なのだが、その不思議事件は都市伝説を題材にしたものである。

まず、都市伝説が好きなので見始めたのだが、私をもっと虜にする展開になった。

「全領域異常解決室」のメンバーは今を生きる神であり、特殊能力を持っていたのである。
記憶を消す力であったり、神を呼ぶ力、病を司ったりと様々である。

なぜか私は昔から神の話が好きである。
だからこのドラマにも必然的に惹かれたのである。
中学生の時、授業で日本神話の所があって、100点を取ったのをよく覚えている。

丁度私も、チャネリングメッセージを受けて、神様のお話を書いている。
私の書いた神様は、日本神話とは違うのではあるが…。


話はそれてしまったのですが、「全領域異常解決室」はヒルコという神?人間?の起こす事件を解決していくという物語になる。

元々、ヒルコ(蛭児)という神は出てくる。
しかし、イザナギとイザナミという創造神はよくわからないまま子を作り、ヒルコは完全体ではなかった。
そして、水に流され無かったこととされた。

華々しい名前が出てくる、大切にされている神々が憎いのも頷ける存在である。

このドラマには「修理固成」という言葉が度々出てくる。
古事記にも出てくる言葉である。
この世界にただよっているものを固めて、イザナギとイザナミは島を作った。

ドラマでは、この世界あるべき姿に整えるということである。

ヒルコは世界を作り変えようと思っている。
具体的には、神の存在をこの世界から抹消している。

それが良いことなのか、悪いことなのかは分からない。
ドラマでも、「修理固成」に賛成する人もいる。

でも「全領域異常解決室」からは神の仲間を消されていくという非常に悲しい事なのである。


傍から見ると、神々と人間(ヒルコ)という対立にも見える。
特殊な能力を持っているものは、気味悪がられたりする。

神と人間という、分離意識を持ち、対立するからこういう事生まれる。
このドラマの神々たちも、人間を信じないと言っているところが度々見られる。

現代世界でも分離が沢山生まれている。
自分と他人。
自国と他国。
宗教の違い。
肌の色の違い。

全て同じ世界にある物であるのに、人々は分離したがる。
分離して、自分を知り、自分を楽しんでいるのである。

優劣を作り、自分の価値を示そうとする。

でも、どんなものにも優劣もない。
全て平等である。

スプーンとフォークに優劣はない。
使う状況で、使いやすさをあなたが決める。
麺のときスプーンは使いにくく、フォークは使いやすい。

それぞれの力を使うところがある。
あなたが自分が劣っていると感じるならば、比べる対象を間違っている、力の使い道が違うからなのではないだろうか?

沢山のメッセージが降りてきて纏まらなくなってきたので、そろそろ終わりにしようと思う。

読んでいただいた方々、本当にありがとうございます。


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