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「1122 いいふうふ」を見て、思わず夫婦関係を見つめ直したくなった

クチナシの花言葉「幸せです」

最終回を見て、クチナシの花言葉を調べずにいられた人はいるだろうか。
勘が良い人だと調べずとも分かったかもしれない。

アマプラで配信中の「1122 いいふうふ」。
一回見始めたら途中で止められなくなって一気に見てしまった。

真っ直ぐで嘘のつけない一子と、優しく穏やかな二也。
結婚7年目の夫婦の話。1122って2人の名前から取ってるんだ。

内容もすごく面白かったし、演出がすごく好きだった〜。特に終わり方が最高だった!!


夜の営みやレスが題材の一つなので、家族で見ると気まずくなるシーンもあったから1人でコソコソ見れてよかった。
だけど、夫にも見てもらいたい。
そして話したくなった。
これからの私達夫婦の在り方について。
(別に何か問題があるというわけでないけれど)


高畑充希のナレーションがすごくキャッチーで良かった。声が好きだな。
引き込まれる。


おとやん(二也)が剣山で刺されて、一子のナレーションが入るシーン。一番好きだったかも。
笑い事じゃないけど、痛そうだったけど、めちゃくちゃ笑ってしまった。
岡田将生、イケメンなのになんか若干残念な感じがすごく上手くて、いい味出してた。

2人で頑張って仕事して、お互いに気遣いあって、家事はそれぞれ得意なものを担当して支え合う。記念日や特別な日は良いところに泊まったり美味しいものを食べて。
もう1人の自分だと思える程分かり合えて、思考も似ているパートナー。
理想的だ。最高のいいふうふ。


こんなに良い関係が保てていたら、別に夜の営みが無くたって良くない?なんてあるときの一子と同じように思ってしまう。

2人ともそう思うなら問題ないんだろうけど、夫婦仲良くいるために、少なくとも恋人みたいな関係でいるためには必要なことなんだろうな。
一子と二也はそれが出来なかったから、拗れに拗れまくってしまう。


だけど、2人ともお互いを一番だと思う気持ちは揺らぎなくて、二也も恋人のことは完全に責任が伴わない都合の良い恋愛を楽しんでるみたいな感じだった。

しかも、一子が外に彼女作ったら?(みたいなニュアンスのこと)なんて言わなかったらそうしなかったろうなと思えるくらいに一子のことを大事に思ってるのが伝わってきた。

一子は思ったことをそのまま言葉にしすぎてて、言った方がいいことは言わない、二也に甘え過ぎだったと思う。
二也は途中でそれなりにクズだな…と感じされられたけど、それでも私は一子より二也派みたいだ。


西野七瀬演じる二也の恋人は、身体というより心を埋めてもらいたくて一番大切で好きだと言ってもらいたいのに、一番大切なのは奥さん。でも恋をしてるのは君だよ。なんて、二也...タチが悪いよ。

これはあれか。女性の方が身体を許したら心まで持っていかれるっていうやつか。男性はそこは切り離して考えられるよというやつか。

とか思っていたら、
一子、熱い夜を過ごした年下イケメンが好きだとアピールしてきても全然揺れない。
この夫婦はどんなことがあってもお互いが一番で、ずっと揺るぎないんだな。

「私たちはどんなことがあっても一度も夫婦を辞めるって選択を考えなかった」

いいね。

と思ってほっこりしていたら、
6話のラストを見た誰もがなんでやーー!って言いながら引き続き最終話を見たと思う。
私もだ。


私達も子供のいない夫婦なので、このいいふうふに共感するところも多々あったりして。

二也に妻公認の恋人がいることとか、女性用風俗だとか、刺激的なところに目が行きがちだけど、
この夫婦2人が通った道は全部私達にも起こり得ることかもとか思いながら見た。

互いを一番に考えられていなかったら、起こる少しずつのすれ違いにヒリヒリした。

「明日からちゃんとするから、今日はいいや。」
が命取りになることだってある。
平凡に思える平和な明日は、日々の積み重ねの結果なんだ。
目の前の人に感謝と愛情を伝えようという気にさせてもらえた。


最終話で一子が言った
「夫婦でいることに疲れた」
「次のステップに行かなきゃ」
「子供を持って家族になれたらずっと一緒にいられるかもしれない」

少し、刺さった。

友人がいつだか言っていた。
「結婚したら次のステップは子供を持つこと」
この言葉が引っ掛かった時期があった。

そのステップに進まない私達は普通から外れてるとか、停滞しているというわけではなくて。
子供が居なくても、2人でも家族だ。
夫婦であり、恋人であり、親友であり、家族である。

このドラマでも扱われているように結婚はゴールじゃなくて、スタートだと思う。
20代前半の頃は、結婚って一番に叶えたいことで、ゴールだという風な認識があった。

実際は、物語みたいに結婚したらハッピーエンドだなんてそんな都合いいことにはならない。
新しい生活をスタートさせて、それが日常となって積み重なっていく。



ドラマの内容と離れて語ってしまった。

最初から最後まで二也が一子に振り回されたなという印象だったけど、これがこの2人の夫婦のカタチなんだろうな。

2人の家を売りたくないって泣くシーン、とても良かった。号泣した。

キャスト陣も豪華だった。

西野七瀬と高良健吾の夫婦のターンも面白く、この2人が向き合って支え合える夫婦になっていく過程が良かった。
あと、時折挟まれる馴れ初めが好きだった。

2組の夫婦が対比みたいに描かれてたけど、私は一子二也夫婦に共感してしまい、こんな文量の差となり現れてしまった。


今泉監督の作品、他にも見たいな。
「愛がなんだ」とか結構人気のイメージがあるから見てみたいな。

こまち


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こまち
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